犬が人の前でトイレをしない理由
1.トイレ以外の場所で排泄した時に大声を出された
犬が人の前でトイレをしないのは、トイレ以外の場所で排泄をした時に大声を出されたことを「叱られた」と勘違いしてしまったためです。
トイレトレーニングの最中である時、叱ることはなくても思わず「ああッ…」と声が出てしまうものですよね。
犬自身が叱られたとは思っていなくても大声を出されたことに驚き、「いけないことなのかもしれない」と感じてしまうことがあります。
「排泄の度に驚かされるのではないか」とビクビクしている可能性もあります。
トイレトレーニングが済んだ後もたまには失敗してしまうことがあります。トイレが汚れていると他の場所で排泄したくなることがあります。
「ああッ…」という気持ちは心にしまったまま声に出さないようにしましょう。
2.トイレの失敗を見た飼い主がガッカリした様子だった
犬が人の前でトイレをしないのは、トイレの失敗を見た飼い主がガッカリした様子だったことにショックを受けてしまったためです。かなり繊細な心の持ち主なのでしょう。
犬は飼い主を喜ばせることが好きです。飼い主に褒められることが好きです。逆にガッカリさせてしまったことに気づいた時、ひどく落ち込んでしまうことがあります。
例えば、ちゃんとトイレで排泄できたけれど、はみ出してしまうことってありますよね。それを見た飼い主がガッカリした様子であったり、嫌々な態度で後始末をしている様子であったりすると、「次からは見つからないように隠れて排泄をしよう」となってしまいやすいです。
はみ出してしまったけれど、ちゃんとトイレで出来たからOK！という気持ちで接してあげると繊細な犬の心を傷つけずに済みます。わざとではない小さな失敗は明るく受け入れてあげましょう。
3.構われることが好きではない
犬が人の前でトイレをしないのは、構われることが好きではないためです。
子犬の頃、トイレを成功するだけで飼い主が大袈裟に褒めてくれた。わしゃわしゃと体を撫でて喜んでくれた。成犬になってからも「お利口さんだね～！」と大袈裟に声をかけてくる。
あまり構われることが得意ではない性格の犬にとってはそれらの行動が「しつこいな」「嫌だな」と感じられてしまったのでしょう。
人の前でトイレをすると構われてしまうため、飼い主の姿が見えなくなった時や外出時でなければトイレをしなくなってしまうことがあります。
子犬の頃のトイレトレーニング中は声に出して褒めてあげることも必要ですが、犬の態度があっさりしている時には大袈裟にはしない方がよいでしょう。
成犬になってからは「上手にできたね」と軽く声をかける程度でよいと思います。
犬の方から「トイレできました！」と報告に来ることがあれば、その時に思いっきり褒めてあげるようにしましょう。
4.トイレの失敗を叱られた
犬が人の前でトイレをしないのは、トイレの失敗を叱られた経験があるためです。トイレトレーニングの最中、失敗をしたら叱らなければならないと考えていたのではないでしょうか。
トレイの失敗を叱るのはNGです。「失敗したから叱られたんだ」「絨毯の上で排泄してはいけないんだ」なんて犬には理解できません。
室内では排泄してはいけない、飼い主の目の前でトイレをしてはいけない、と勘違いしてしまいやすいです。
失敗しても絶対に叱らないでください。冷たい態度を取るのもダメです。成功した時に褒めてあげるようにしましょう。
まとめ
犬が人の前でトイレをしない理由を4つ解説しました。
- トイレ以外の場所で排泄した時に大声を出された
- トイレの失敗を見た飼い主がガッカリした様子だった
- 構われることが好きではない
- トイレの失敗を叱られた
飼い主がいるとトイレを我慢してしまうことがあります。
我慢できなくなるとトイレ以外の場所で隠れて排泄してしまうことがあります。もう一度、初めからトイレトレーニングをする必要がありそうです。
