愛犬を抱っこしよう!
愛犬を抱っこするのはどんな時ですか?もちろんご自宅でのコミュニケーションタイムに抱っこすることもあるでしょうし、お散歩中に人通りの多い場所や突発的な事故を回避するために抱っこすることもありますよね。
愛犬を抱っこすることにはメリットもデメリットもあるようです。
1.犬を抱っこすることは必要?
飼い主さんに抱っこしてもらうことが大好きな犬も多いと思いますが、なかには抱っこが苦手でしょうがない個体もいるよう。
嫌がる愛犬を必要以上に抱っこすることはありませんが、抱っこが必要になる場面もあるので基本的には「抱っこ好き」な性格に育てたほうが安心です。
抱っこが必要になる場面は狭く見晴らしの悪い道路、また交通量の多い道路などで事故の心配がある場所は、危機回避のためにできれば抱っこしたほうがよいでしょう。また人通りが多く通行人との接触の可能性がある場合も、念のため抱っこして歩行したほうが安全です。
なによりも「予測できない急な危険」を回避するためには、抱っこすることで愛犬を守ることができますし、その他にも動物病院での診察時、ペット入店加のショップの中でも抱っこが必要になるケースもあります。
そしてなによりも「抱っこ好き」になってくれることで、飼い主さんとのコミュニケーションがとりやすくなるため信頼関係も築きやすく、至近距離で愛犬を見ること、また触れることが出来るので健康管理もしやすくなります。
2.犬は本来は抱っこが苦手?
実は犬にとって「抱っこされている状態」は体が宙にうき地面に足についていないので不安や恐怖を感じやすい状態。はじめから「抱っこが大好き!」という犬はほとんどいないようです。
しかし、犬は飼い主さんと共に過ごす時間は大好きです。たくさんのコミュニケーションの中で、少しずつゆっくりと抱っこに慣れてもらうことで「抱っこ好き」な性格に育ってくれるといいます。
まだ抱っこに慣れていない愛犬を無理やり長時間抱っこしたり、誤って落としてしまうなどの怖い思い出を作ってしまうと、抱っこが嫌いになってしまうので注意しましょう。
デメリットとして考えられるのは「我儘な性格」になってしまうこと。抱っこを好きになってくれることは良いことですが、抱っこを要求されるたびに、その都度抱っこしていては我儘を増長してしまう可能性があり、お散歩の時にまったく歩いてくれなくなるなんてことも…。
「できる時と出来ない時がある」ということもしっかりと教えてあげましょう。
犬を抱っこしてもすぐ離れる時の4つの心理
1.トラウマがある
抱っこに対して何かしらのトラウマがある犬はすぐに離れてしまうことが多々あります。抱っこしてもらっている最中に落下して怪我をしたことがある、また抱っこされると嫌いなシャンプーをされるなどトラウマの原因は様々かと思います。
もともと抱っこが好だった犬が急に抱っこすると離れるようになってしまった場合もトラウマが原因の可能性も。愛犬のトラウマの原因を探ってゆっくりとトラウマを解消してあげましょう。
好物のオヤツを与えながら、また愛犬が好きな場所に連れて行って抱っこするなど「抱っこ=良いこと」と印象付けてもらえるよう焦らずに改善してあげましょうね。
2.抱っこの仕方が悪い
飼い主さんの抱っこの仕方が悪いと不安や恐怖心を感じて、すぐに離れてしまうこともあるようです。
例えば、小型犬など体重が軽い犬はつい片手で抱っこしてしまうこともあると思いますが、不安定なうえ愛犬の胸を握るような抱っこになってしまうので、圧迫感があり犬は心地良く感じないようです。小型犬でも抱っこする時は必ず両手で体を安定させるように抱っこしてあげましょう。
3.痛い箇所がある
普段は抱っこが大好きなのに急にすぐに離れるようになってしまった場合、体に痛みを感じている可能性もあります。
多いのは椎間板ヘルニアなど背骨にかかわる病気。体に痛みを感じている場合は抱っこ以外にも触れられること自体を嫌がる、元気消失、食欲不振、鳴き声の変化など様々な症状が見られるはずなので注意深く愛犬の行動を見守りましょう。
4.興味の対象が他にある
健康状態に問題がなく元気いっぱい、普段は抱っこも大好きだけどなぜか抱っこから離れていく場合は「まだまだ遊びたい!」と思っていることも。
遊びたいという心理以外にも玄関の外の小さな物音が気になるなど興味の対象が抱っこ意外にある時は抱っこから離れていくこともあります。
まとめ
抱っこが全ての愛情表現ではありませんが愛犬との良いコミュニケーションのひとつであることも事実だと思います。
体の大きさによって正しい抱っこの仕方は違ってきますが、共通して言えるのは焦らず慣れてもらうこと。「いい子だね」など優しい言葉をかけつつ、オヤツを与えながらゆっくりと抱っこに慣れてもらいましょうね。