犬が飲み込んだら死ぬ『超危険なもの』は?
誤飲とは、有害なものや危険なものを誤って飲み込むこと。犬が誤飲しても、うんちと一緒に出て終わることもありますが、誤飲を軽く考えてはいけません。
誤飲したものの種類や量によっては、催吐処置や胃の洗浄、内視鏡または開腹手術が必要となり、最悪の場合は死に至ることもあります。以下から、犬が飲み込んだら死んでしまう『超危険なもの』をご紹介していきます。
1.ナメクジ駆除剤
メタアルデヒドを含有したナメクジ駆除剤は、庭などに散布したものを犬が誤飲しやすいので要注意です。メタアルデヒドを摂取すると中毒を起こし、運動失調や痙攣といった症状が出ますが、重度になると死に至ることも。
メタアルデヒド含有のナメクジ駆除剤を散布したあとは、犬を近づけないようにしましょう。
2.保冷剤
エチレングリコールという成分が含まれた保冷剤は、ほんのり甘いにおいと味がします。そのため、犬がかじって穴をあけた場合、出てきた中身を舐めて飲み込んでしまいがちです。
エチレングリコールも中毒症状を起こします。嘔吐や運動失調が見られ、腎不全に至って死亡することもあります。少量でも危険なので、絶対に犬が誤飲することがないようにしましょう。
3.中毒を起こす食品や植物
人が普段食べている食べ物の中には、犬に中毒を起こすものがあります。ネギ類、チョコレート、ブドウがその代表で、最悪の場合死に至ります。
身近な植物にも、犬が摂取すると中毒を起こすものが結構あるので要注意です。例えばユリ、スイセン、スズラン、ヒガンバナなどは、誤飲した部位や量などによっては命を落とすこともあるでしょう。
また室内に置くことの多いポトス、ディフェンバキア、ポインセチア、ドラセナなど観葉植物にも犬に危険なものがあるので注意が必要です。
4.人用の薬
人用の薬を犬が誤飲した場合、薬の種類や摂取量によって事なきを得ることもあれば、中毒を起こし命に関わることもあります。血圧を下げる薬や風邪薬、睡眠薬などの誤飲には、早めの処置が必要です。
飼い主さんが薬を服用するときにうっかり落とし、それを犬が反射的に拾い食いしてしまうことが少なくありません。薬は犬のいないところで服用するか、犬をハウスに入れてから服用するようにすると安心です。
5.タバコ
タバコを誤飲すると、ニコチン中毒を起こします。大量のよだれ、嘔吐、下痢、痙攣などの症状が表れ、ニコチンの摂取量が多いと死亡することもあり大変危険です。
飼い主さんや家族が喫煙者でなくても、散歩中に道に落ちている吸い殻を拾い食いしてしまうケースがあるので注意しましょう。ちなみに、ニコチンパッチやニコチンガムを誤飲した場合も、同様にニコチン中毒を起こします。
誤飲を予防するには?
誤飲は死に至らなくても、開腹手術など犬の体に大きな負担をかける恐れがあります。愛犬につらい思いをさせないように、飼い主さんがしっかり対策をして誤飲を防ぐことが肝心です。では、どのような予防対策をしたらよいのでしょうか?
1.ゴミ箱に対策をする
いろいろなもののにおいがするゴミ箱は、犬が興味を持ちやすいため、あさったりいたずらしたりできないように対策が必要です。ゴミ箱は蓋付きのものするか、犬が立ち入れない場所に置くようにしましょう。
2.常に整理整頓をする
整理整頓を習慣化し、床やテーブルにものを置きっぱなしにしないようにしましょう。犬が誤飲しやすい薬やアクセサリーなどの小物類は、引き出しに入れて管理を。殺虫剤や駆除剤なども、犬の口の届かない場所でしっかり保管しましょう。
3.スマホを見ながら散歩をしない
散歩中に飼い主さんがスマホなどに気を取られていると、犬の拾い食いに気づきにくいです。気づかぬうちに、タバコの吸い殻を飲み込んだりしたら大変です。スマホを見ながらの散歩はやめましょう。
4.犬に危険な植物は置かない
犬が過ごす部屋に植物を置きたい場合は、犬にとって危険なものでないかを調べ、危険なものは置かないのが一番安全です。パキラやガジュマルなど犬に安全とされている植物も、葉っぱなどを大量に食べてしまうと下痢や嘔吐など体調不良を起こす可能性があるので、犬の届かない場所に置くのが無難です。
まとめ
今回は、犬が飲み込んだら死ぬ『超危険なもの』を5つご紹介しました。誤飲は愛犬の命に関わることもあるので、日頃からしっかり対策をして、誤飲事故の予防に努めましょう。
万が一愛犬が誤飲した場合は、一刻も早い処置が望まれますが、飼い主さんの自己判断で処置をするのはNGです。すぐに動物病院へ電話をして、いつ頃何をどのくらい食べて、今どういう状態なのかを伝え、獣医師の指示を仰ぎましょう。