犬が落ち着く環境とは?
慌ただしい日々の中で大切にしたいもののひとつに『くつろぎスペース』もあると思います。実は犬にも『くつろぎスペース』は大切になります。
犬も毎日たくさん遊んだり、お散歩で多くの刺激を受けたり、時にはちょっぴり苦手な動物病院で診察を受けストレスを感じてしまったりと、日々感情に多くの変化があるもの。そんな心と体を癒すために犬にとっても『くつろぎスペース』が必要になってくるのです。
犬は薄暗く狭い場所が落ち着く
当然ながら犬と人間は違う種族なので「落ち着く」と感じる環境も違うものになります。犬が落ち着く環境は薄暗く狭い場所。
犬はその昔野生動物で、自ら巣穴を掘り狭く薄暗い巣穴の中で生活していました。巣穴の中は外敵から身を守るための安全な場所でした。今でも巣穴のように暗く狭い場所は、安心して過ごすことができると言われています。
犬は野生時代の名残りから「薄暗く狭い場所を好む」という習性はあるものの、コンパニオンアニマルとして人に飼われている犬は、個体の性格によって好むスペースにもやや違いがあるようです。
犬にとっての『くつろぎスペース』5選!
1.フカフカな物の上
「フカフカな物」が大好きな犬はとても多いと思います。全ての個体がという訳ではないですが、フカフカなベッドやクッションがお気に入りで、その上でスヤスヤと気持ちよさそうに寝てしまう犬が多いはず。
飼い主さんと一緒にソファでくつろいだり羽毛布団の上でヘソ天で寝ていたり、なかには乾いた洗濯物の上でのんびりとくつろぐ犬もいるようです。
2.こたつの中
寒い季節になると大活躍してくれるのがこたつ。人もホッコリと癒してくれるこたつは犬も好きな個体が多いはず。お昼寝や就寝時、寝る時はすべてこたつの中という犬もいるかもしれませんね。
犬の野生時代の名残りで「狭くて暗い空間を好む」とご紹介しましたが、こたつの中は条件を満たしていますよね!しかもしっかりと暖をとることができるので絶好の「くつろぎスペース」なのかもしれません。
こたつが好きな犬には思う存分こたつライフを満喫してもらいたいところですが、注意点がいくつかあります。
顔だけこたつ布団から出してくつろぐ犬もいますが、顔ごと体全体をこたつの中にいれていしまう場合は、低温火傷や熱中症、また脱水症状を起こすなどの危険があります。時おり電店を切り愛犬の様子を確認するようにしましょう。
また電気コードへのイタズラも要注意です。電気コードを噛んでしまうと、感電の危険や火災の原因となってしまう可能性もあります。コードにカバーをつける、また愛犬がこたつの中に入る時は飼い主さんも一緒に過ごすなどして安全に利用しましょう。
3.リビング
愛犬と一番一緒に長く過ごす場所はリビングではないでしょうか?リビングは常に誰かしらいる場所。犬は群れで生活する生き物なので家族の誰かがいる場所を好みます。
ひとりで過ごす場所でくつろぐよりも、飼い主さんがそばにいるリビングでのんびりくつろぐほうが安心感も高くリラックスすることが出来ます。リビングの中に愛犬が好きなベットを置いてのんびりとくつろいでもらいましょう。
4.テーブルの下
「あら愛犬どこいった?」と思ったら、テーブルの下にもぐり込んでいた、なんてことありませんか?テーブルやソファの下にもぐり込むのは恐怖心を感じているケースもありますが『くつろぎスペース』と認識している場合もあるようです。やはりちょっとした薄暗さが落ち着ける理由のようです。
5.飼い主さんのベッド
飼い主さんのベッドやお布団も愛犬にとって『くつろぎスペース』のひとつ。飼い主さんのニオイがついている物はなんでも好きな犬は多いですが、特にベットやお布団は飼い主さんのニオイに包まれることが出来るのでとても安心できます。
寒い季節には暖まることも出来るので、とっておきの『くつろぎスペース』かもしれません。
まとめ
心身ともに癒すことができる「くつろぎスペース」は愛犬にもしっかり確保してあげたいですよね。また、のんびりとくつろいでいる愛犬を見ることで飼い主さんも癒されるのかもしれません。愛犬と共にのんびりくつろげる時間を長く持てるといいですね。