犬が拗ねてしまう飼い主のNG行動
1.構ってアピールを無視する
最も犬が拗ねてしまいやすい原因は飼い主から無視されることです。構ってほしくて様々な方法でアピールしてきますが、それを無視してしまうのはNG行為です。
あまりにもしつこく「構って!」とアピールしてくる愛犬にイライラして無視してしまうことがあるかもしれません。
叱ったり怒鳴ったりしてしまう前に「後でね」「ちょっと待ってて」「まだお散歩の時間じゃないよ」と優しく声をかけてあげてください。
飼い主の言葉はわからなくても「今はダメなんだ」ということが伝われたしつこく構ってアピールをすることはありません。
私たちには仕事もありますし趣味もあります。離れて暮らす家族に会ったり、友達や恋人に会ったりする時間があります。
でも、犬には飼い主と過ごす時間が全てです。5分や10分でも愛犬が満足できるくらいスキンシップやコミュニケーションを大事にしてあげてください。
2.一緒にお出かけすると見せかけて自分だけ出かける
お留守番させなければならない時、愛犬が「一緒にお出かけできるかも♡」と期待してしまうような見せかけの態度や行動をしてはいけません。
わざと「一緒に行く?」「お出かけする?」などの言葉をかけるのは犬が拗ねてしまうNG行為です。
犬は群れで生活する動物ですから、基本的には常に飼い主と一緒に行動をしたいという本能が備わっています。お留守番は慣れでしかありません。本当は一緒について行きたいのです。
ただ愛犬の心を傷つけてしまうだけなので期待させるような行為をしてはなりません。
「お留守番」という言葉を聞くだけで拗ねてしまうような時は、「お仕事」「お買い物」など簡単な言葉を使って「○○に行って来るね」と伝えるようにするとよいです。
どんな言葉を使うか、どんな言い方をするか、飼い主がどんな表情であるかによって犬の気分も変わるようです。
3.吠えることを「うるさい!」と叱る
ほとんどの飼い主が経験しますが、吠える愛犬を「うるさい!」と叱るのは犬が拗ねてしまうNG行為です。犬が吠えることには必ず理由があります。
「誰か来たよ!」と飼い主に知らせたくて吠えます。「警戒して!」と危険が迫っている可能性を知らせたくて吠えます。
人は「無駄吠え」と表現しますが、犬にとっては無駄なことなんてありません。うるさいと感じるのは吠える理由を理解できていないからです。
知らせるために吠えたのであれば「ありがとう」と感謝することができるはずです。
人には感じることのできない振動、聞き取ることのできない物音、嗅ぎ取ることのできないニオイがあります。犬が感じ取り、警戒して吠える理由になることがあります。家の中や外で何か起きていないか、よく確認してみるとよいです。
犬が拗ねてしまった時の対応
お散歩の時間を少し長くする
どうしても構ってあげられずに愛犬が拗ねてしまった時は、いつもよりお散歩の時間を少し長くしてみましょう。
犬にとってお散歩は飼い主を独占できる時間です。いつもと違うはコースを歩いてみるのもストレス発散になりますし、よい刺激を与えてあげることができます。
特別なおやつやごはんを用意する
家族みんなでお出かけ、愛犬はお留守番。朝早く出て、夜遅くに帰宅。完全に拗ねてしまった愛犬はお出迎えをしてくれないかもしれません。
そんな日は、特別なおやつやごはんを買って帰りましょう。
ドライフードに犬用ミルクをかけてあげる。これだけでもいつもと違うごはんに犬は大喜びして機嫌を直してくれるはずです。
まとめ
犬が拗ねてしまう飼い主のNG行動を3つ解説しました。
- 構ってアピールを無視する
- 一緒にお出かけすると見せかけて自分だけ出かける
- 吠えることを「うるさい!」と叱る
犬が拗ねてしまうような行為はなるべくしたくありませんが、繊細な性格の犬は小さなことにも拗ねてしまいがちです。
拗ねてしまった時はしばらく放っておいても構いません。少し機嫌が直った頃に「ごめんね」と仲直りできると関係性を壊さずに済むはずです。