犬の目やにがいつも出ている時の対処法
1.ティッシュ等で拭き取ってあげる
犬の目やにが出るのは老廃物が排出されたためです。目の表面にはホコリやゴミが付着しますが、目やにとなって出て行きます。
目を傷つけてしまわないように注意しながらティッシュ等で拭き取ってあげるだけでOKです。
2.目やに用のウェットティッシュで拭き取ってあげる
犬の目やにが「いつも出ているな…」と気になる時は、代謝の衰えである可能性があります。
シニア犬や老犬になると代謝が落ち、老廃物が排出されにくくなります。目の表面に付着したホコリやゴミを流してくれる涙の量も減ります。
そうすると、目やにが多くなり、乾いたティッシュでは拭き取ってあげることができないほど目の周りでカチカチに固まってしまうことがあります。
代謝の衰えによって目やにが増えた時は目やに用のウェットティッシュを用意しましょう。
乾いてしまう前に拭き取ってあげるとよいです。固まってしまった時は、コットンをぬるま湯で濡らし、目やにをふやかすように優しく押し当ててください。
無理に目やにを引っ張って取ろうとはせず、ふやかしながら少しずつ取り除いてください。
3.動物病院で点眼薬を処方してもらう
犬の目やにがいつも出ている時は、目に炎症が起きている可能性があります。
お散歩の時に目に異物が付着したまま取り除かれていなかったり、手や爪で引っ掻いて傷が出来てしまったり、角膜が傷つけられると目やにが多くなります。
- 目をシパシパさせている
- 涙の量も増えた
- 目を上手く開けていられない
- 目を痒がったり痛がったりする
このような時はすぐに動物病院で診察を受けてください。すぐに対処できれば点眼薬での治療で完治できます。
4.目の周りの被毛をカットする
犬の目やにがいつも出ている時は、目の周りの被毛によって刺激が与え続けられている可能性があります。目に被毛が突き刺さると痛痒いですし、犬自身も気にしている様子なのではないでしょうか。
犬種では、マルチーズ・シーズー・トイプードルなど注意が必要です。トリミングの予約が取れない時は動物病院に相談してみましょう。目の周りの被毛のカットだけでも行ってもらうことができるかもしれません。すべての動物病院で対応可能というわけではありませんので、ひとまず電話で確認してみることをお勧めします。
その時に一度、獣医さんに目やにのことを相談してみるのもよいです。被毛によって刺激が与え続けられたことで目や角膜を傷つけてしまっている可能性があるためです。
5.今すぐ動物病院に行く!
犬の目やにがいつも出ている時は、「目やにの色」に注目してみてください。
犬の目やにの色は、白っぽい・灰色っぽい・黒っぽい・茶色っぽいのが基本です。あまり濃い色ではありません。目の周りに溜まり続けたり固まったりすると濃く見えることもあります。
目やにの色が「黄色っぽい」「緑色っぽい」という時は要注意です。今すぐ動物病院に行ってください。目の病気や感染症にかかっている可能性が非常に高いです。犬の目の異常は突然起きます。急に悪化してしまいやすいです。
(可能性のあるもの)
- ハウスダストアレルギー
- 花粉症
- ドライアイ
- 角膜潰瘍(角膜炎が悪化したもの)
- ぶどう膜炎
- 前房蓄膿(目に膿汁が溜まります)
まとめ
犬の目やにがいつも出ている時の対処法を5つ解説しました。
- ティッシュ等で拭き取ってあげる
- 目やに用のウェットティッシュで拭き取ってあげる
- 動物病院で点眼薬を処方してもらう
- 目の周りの被毛をカットする
- 今すぐ動物病院に行く!
代謝が低下したシニア犬や老犬、目の大きい犬種は目やにが出やすいです。固まってしまうと取り除きにくくなりますし、拭き取る時に犬に負担を与えてしまいます。こまめに拭き取ってあげることが最もよい対処法です。