道具を使わない犬との遊び
1.かくれんぼ
かくれんぼは、犬が聴覚や嗅覚を研ぎ澄ませながら楽しむことができる遊びです。
室内を歩き回ることで軽い運動にもなります。聴覚や嗅覚を使うことで脳が刺激され、機能低下の防止や活性化にもなります。
犬とかくれんぼをする時は、基本的には飼い主が隠れて犬が探します。予告なしでいきなり初めて大丈夫です。
飼い主が自宅のどこかに隠れてください。わざと大袈裟に物音を立てると犬が探し始めます。「おいで」と呼んでもいいですし、名前を呼んでもいいです。
初めてかくれんぼをした時、飼い主の姿を見つけることができなくて不安になってしまう犬がいます。本当に心配してパニックになってしまう犬がいます。
- 怖がり
- 心配性
- びびり
- 臆病
- 甘えん坊
こういった性格だなと感じる場合には、初めてかくれんぼをする時は5分以内に探し出せるくらい簡単な場所に隠れてあげましょう。5分を過ぎても探し出せなかった時は手や足を覗かせたりなどして見つけやすくしてもよいです。
かくれぼの遊び方や楽しさを知ってしまうと犬が自ら隠れてくれるようになることがあります。飼い主に探させようとするんです。その時は、なかなか探せないふりをしてあげてください。
2.いつもとは違う「どっちだ?」
おやつをあげる時、どちらかの手に隠して「どっちだ?」と犬に当ててもらう遊びです。
ただ当ててもらうのは簡単なので、ちょっとだけアレンジしてみましょう。「おやつ食べよう!」と声をかけておきながら、おやつは用意しません。
手におやつを持っているかのようなフリをします。おやつが左右の手を移動するかのようなフリをします。そして「どっちだ?」と両手を差し出します。もちろん、どちらの手にもおやつはありません。
犬がどちらの手にもないことを知ったところで「おやつどこいった!?」「おやつ消えた!?」と少し大袈裟にリアクションしてみてください。犬も「どこだどこだ!?」とおやつを探し始めます。こういった遊び方です。
「おやつ消えちゃったから新しいの食べよっか♡」と言って、ここで初めておやつを用意します。食べ終えた後も犬が「さっきのおやつはどこへ行ったのだろうか…」と家中を探し回ることがあります。
ウロウロと歩き回ることで軽い運動にもなりますし、ひとり遊びにもなってよいと思います。
3.しつけや芸のトレーニング
しつけは遊び感覚で行った方が犬も集中して楽しみながら続けてくれます。
上手くできないからと叱ってしまったりイライラしてしまったりする時は「これはしつけではなくて遊びなんだ」というマインドで行うと飼い主も気持ちが楽になります。
基本的なしつけを終えている時は、少し難易度の高いしつけに挑戦してみてもよいと思います。
他にしつけは必要ないなという時は、新しい芸を教えてみてはいかがでしょうか。犬と飼い主のスキンシップやコミュニケーションになる芸がよいと思います。
ぜひ!トレーニングしていただきたいのが「トイレのしつけ」です。
室内で排泄することができますか?うちの子は外に出なければ排泄できないと諦めていませんか?
飼い主がうちの子はできないと決めつけているだけで、犬としては「教えられていないから…」ということがほとんどです。
自宅の室内や庭やベランダなどで排泄できた方が犬も飼い主も楽です。雨や風の強い日に外で出なくて済みます。老犬になった時、介助や介護もしやすいです。そして何より他人に迷惑をかけることがありません。
正直、犬の排泄を許可している場所ってないですよね。うんちは持ち帰ることができても、おしっこは放置していますよね。水をかければ消えてなくなるわけではありません。
まとめ
道具を使わない犬との遊びを3つ解説しました。
- かくれんぼ
- いつもとは違う「どっちだ?」
- しつけや芸のトレーニング
(※トイレトレーニングにはペットシーツが必須!)
道具を使うと噛んで破壊してしまう、シニアや高齢になっておもちゃへの興味が薄れてしまった、誤飲誤食が心配という時にぜひお試しください。