1.ゴールデン・レトリバー
ゴールデン・レトリバーは日本でも人気を集める大型犬で、陽気で人が大好きな優しい性格の持ち主だと言われています。
初対面の人や子どもに対してもフレンドリーに接することができるので、家族で一緒にたくさん遊べる家庭犬だとされています。
体は大きめですが、とても甘えん坊なので人と一緒にいたがることが多く、可愛らしい仕草を多く見せます。
人に対して攻撃性を見せることが少ない犬種なので、子どもや老人のいる家庭でも飼いやすいとされています。
ただし、遊び好きなことから人に対して飛びついてしまったり、いたずらをしてしまったりすることも少なくありません。
本人は遊びのつもりでも、人を押し倒して怪我をさせてしまったり、家具を破壊してしまったりすることもあるので子犬の頃からしっかりとしつけをする必要があります。
2.ラブラドール・レトリバー
先述のゴールデン・レトリバーと並んで、日本で人気の高い大型犬です。賢く優しい性格で、信頼している相手に対して従順なので、盲導犬や介助犬など人をサポートする仕事をしている犬も多くいます。
ゴールデン・レトリバーを同様に遊び好きでフレンドリーな気質を持っていますが、ゴールデン・レトリバーよりも落ち着きや冷静さを持っていることもあるとされています。
ゴールデン・レトリバーの方がテンションが高くなってしまいがちで集中力が切れやすい傾向があるため、ラブラドール・レトリバーの方が盲導犬や介助犬として冷静に活動することができるからなのです。
温厚な性格ではありますが、体は大きく力が強いので引っ張り癖や飛びつき癖がついてしまうと危険なので、きちんとしつけをしておきましょう。
3.シーズー
ふさふさと柔らかく長い毛と、まん丸の目が印象的なシーズーも、おっとりとしていて優しい性格の持ち主だと言われています。
マイペースでフラットな性格なので、あまり感情的にならずいつも穏やかに過ごしていることが多い犬種です。
小さな子どもなどにも優しく接することができ、家族に対しても深い愛情を持つことができます。
社交性もあり、飼い主さん以外に人に対しても警戒心をあらわにしたり、攻撃性を見せたりすることがあまりありません。
人と一緒におもちゃなどで遊ぶことも好きですが、やや頑固な一面も持っているので気分が乗らないと遊ばないこともあるでしょう。
4.パグ
マズルの短い短頭犬種のパグは、見た目の愛くるしさだけでなく陽気で明るい性格でも人気を集めています。
人と関わることが好きで、警戒心を持ちにくいため、家族以外の人とのフレンドリーに接することができます。
また、小さな子どもに対しても同様で、予測不能な動きをする子どもにも動じることなく落ち着いて一緒に過ごしてくれます。
人に優しく、楽しく過ごすことのできる犬種ですが、マイペースな一面やわがままになりやすい一面も持っているので注意が必要です。
人懐っこく可愛らしい様子をたくさん見せてくれますが、甘やかしすぎないようにしなければなりません。
5.セントバーナード
柔らかくふわふわとした毛並みを持つ超大型犬のセントバーナードは、山岳救助犬などとしても活躍してきた犬種です。
賢く温厚で、ちょっとしたことにも動じないので人に対しても穏やかに接することができます。
家族に対して非常に愛情深い犬種で、海外のアニメなどでも子どもたちに寄り添って生きる様子が多く描かれています。
体が大きく、どっしりと構える様子から怖がられてしまうこともありますが、実際はとても穏やかでマイペースな犬種なので家庭犬にぴったりです。
ただし、頑固な一面もあり、犬自身が納得できないことについてはしつけやトレーニングに時間がかかることもあります。
まとめ
この記事でご紹介した犬種だけでなく、人に対して優しく、穏やかな気質を持つ犬はたくさんいます。
また、人に対して愛情深く温厚であることは、生まれ持った気質とともに、生まれた後の育てられ方でも決まることです。
そのため、優しく穏やかな犬になって欲しい場合は、深い愛情で包みこむように育み、信頼関係を結ぶことを心がけましょう。
