愛犬のトイレの悩み8選&解決方法
愛犬の悩みで常に上位にあがるのがトイレに関する問題です。今は室内飼いが主流となり、トイレも家の中で済ますようになっています。
でも、犬にトイレを覚えさせるのはとっても大変ですよね。成犬になってもトイレの失敗は何かと続くため、そのたびに頭を悩ます飼い主さんは多いはずです。
そこで今回は、飼い主さんたちが困っている愛犬のトイレの悩み8選をまとめました。それぞれの解決方法も合わせてぜひ参考にしてください。
1.トイレの基本的なしつけがわからない
「そもそも犬にトイレを覚えさせる方法がわからない」という方のために、まずはトイレの基本的なしつけ方についておさらいしましょう。
子犬期の頃は特にトイレトレーニングをしっかり行い、成犬になっても継続することが大切です。
- 排泄のタイミング(起床後食後運動後)にケージの中に入れる
- 排泄ができたら褒める
- 排泄をしたらケージから出す
これを繰り返します。排泄したら「いいこ!」と大げさに褒めて、それからケージから出すのがポイントです。
最初のうちは汚れてしまうので、ペットシーツや新聞紙を広げて敷いておきましょう。
成功を繰り返していけば、最終的にはケージがなくてもペットシーツの上でトイレができるようになります。
2.トイレの場所を覚えない
「愛犬がトイレの場所を覚えてくれない」というお悩みも多いです。お部屋のあちこちで愛犬が排泄してしまうと、後始末に追われてとても大変ですよね。
もしかすると、粗相をしてしまう場所はトイレとどこか似ているのかもしれません。
もし部屋の決まった場所で粗相をしてしまう時は、そこを犬用トイレの場所にしてしまうのも手です。
トイレの周りには物を置かないようにして、わかりやすい場所にしてあげる工夫も行ってください。
3.家でトイレをしない
「家の中ではなく外でトイレをしたがる」という場合は、お散歩の前にトイレサークルに入れ、排泄をしたら散歩に連れて行くという手順を繰り返してみてください。
最初はすぐに排泄をしないかもしれませんが、愛犬ができるまでじっと待ちます。
犬は汚れたトイレを嫌がるため、いつも清潔を心がけてください。
上手くトイレができたらご褒美のおやつを与えて、それからお散歩に出かけるようにしましょう。
4.トイレシートからはみ出してしまう
「トイレからちょっとだけはみ出してしまう」という場合、まずはトイレシートのサイズが適切か確認しましょう。もしかするとワンサイズ大きめが丁度いいかもしれません。
サイズが合っているのにほんのちょっとだけはみ出してしまう時は、小さいサイズを敷き詰めて、汚れた場所だけ交換する方法をおすすめします。
5.うんちを食べてしまう
「犬がうんちを食べてしまう」のというお悩みも珍しくはありません。でも強い悪臭が漂ってしまうので、愛犬にはやめて欲しい行為であるのは間違いないでしょう。
食糞をやめさせるには、とにかく排便をしたらすぐに片付けることです。もし目撃しても叱らずに、排便をしたら遊びやおやつなどで興味を逸らします。
「留守番中に食べてしまう」という場合は、排便のタイミングをずらす工夫をしてみましょう。
ストレスや好奇心で食糞をしてしまうケースもあるので、愛犬とのコミュニケーションを深めながら何が原因か探ってみてください。
6.トイレシートを破く
「犬がトイレシートをビリビリに破いてしまう」というお悩みを持つ飼い主さんも多いです。
まず目撃をしたら残っているトイレシートを見て、犬が食べてしまっていないか確認してください。
ストレス発散のために破いている様子であれば、思い切りかじることができる犬用おもちゃを与えます。運動不足が原因でやっている可能性もあるので、生活習慣の見直しも図りましょう。
破くのを防げるメッシュ付きトイレトレーもぜひ利用してみてください。
7.うれションしてしまう
飼い主さんの帰宅や来客に興奮して、いわゆる「うれション」をしてしまう愛犬に困っている時はどうすればいいでしょうか。
この場合は、愛犬を興奮させないことが1番大切です。
愛犬が落ち着くまで無視を貫いてください。心苦しいかもしれませんが、これ以上トイレを失敗させないための対策です。
来客時は、前もってトイレサークルに入れて対応するようにしましょう。
8.マーキングしてしまう
犬のマーキングをやめさせるには、改めてトイレトレーニングを行ってトイレの場所を再確認させます。
さらに部屋のあちこちにしたマーキングの臭いを残さないために、ペット用消臭スプレーで完全に臭いを消していきましょう。
ストレスが原因でマーキングする犬もいますので、コミュニケーション不足はないか改めて見直しを。
これら以外の対策としては、去勢・避妊手術を行ってホルモン抑制を狙う方法もあります。
出先でマーキングしてしまう時は、マナーベルトというペットグッズもありますので利用を検討してみてください。
まとめ
犬を飼育する上でトイレのお悩みは常に付きまとうものですね。トイレトレーニングは子犬期の頃だけでなく、成犬になっても再確認のために継続しましょう。
粗相が続くと後処理に手を焼いてしまうかもしれませんが、ぜひ諦めずに「できたら褒める」をモットーにしてトレーニングを行ってみてください。