愛犬が人慣れしてないと起こるトラブル
1.すれ違うだけで激しく吠えてしまう
人慣れしていないと、お散歩の時にすれ違う人に対して激しく吠えてしまうことがあります。相手を驚かせてしまいますし、「うるさい!」と怒鳴る人もいます。怒鳴られた犬はますます人を恐れるようになってしまうかもしれません。
2.慣れない人を攻撃してしまう
人慣れしていないと、見知らぬ人やあまり親しくない人を攻撃してしまうことがあります。頭を撫でようとする人の手を噛んでしまったり、近づこうとする人を追い払うために飛びかかってしまったりなどです。
3.他人に預けることができない
人慣れしていないと、飼い主がケガや病気で入院しなければならない時、他人に預けることができないことがあります。
飼い主に代わってお世話をしてあげることができなければ、動物病院やペットショップになって預けることができないでしょう。
自宅でお世話をしてくれるペットシッターもいますが、人慣れしておらずに吠えたり噛みついたりする可能性がある場合、断られてしまうかもしれません。
人慣れしていない愛犬を他人に預けてしまった結果、脱走して迷子にさせてしまったケースがあります。交通事故に遭わせてしまったケースもあります。
未だに帰ってこないと探し続けている飼い主もいらっしゃるほどトラブルに発展しやすいです。
4.避難所や保護施設で受け入れてもらえない
人慣れしていないと、災害時に避難所や保護施設で受け入れてもらえないことがあります。
飼い主とはぐれてしまった時、人慣れしていない犬は保護してもらうことさえもできず、放浪し続けなければならない事態が起きます。
飼い主がそばにいなくてもケージやクレートの中に入ってくれる。他人でもリードを引いて歩くことができる。この2つくらいはできた方がよいでしょう。
5.トリミングができない
人慣れしていないと、トリミングサロンでお手入れを拒否されてしまうことがあります。暴れて手が付けられなくなってしまったり、噛みついたりする恐れがある場合です。
カットが必要な犬種である場合、刃物を取り扱うことさえ難しいです。
トイプードルやシーズーなどの被毛が伸び続ける犬種である場合、初対面の他人でもトリミングができるほど人慣れしておく必要があると思います。
6.適切な治療を受けることができない
人慣れしていないと、獣医師の適切な診察や治療を受けることができないことがあります。
ケガや病気をして一刻を争う時暴れたり噛みついたりする犬には、鎮静剤や精神安定剤が使用されることがあるかもしれません。
人に慣れないことを克服する方法
積極的に他人と交流させること
人慣れしてしないからといって他人を避けてばかりいると、人見知りを悪化させるばかりです。克服するためには積極的に他人と交流できる場に出かけることです。
先輩犬やベテラン飼い主が集まるドッグランがおすすめです。人に慣れていなくて威嚇してしまう犬でも優しく温かく迎え入れてくれる飼い主が多いです。「うちの愛犬もそうだったよ!」と共感してもらえる飼い主もいます。
家に人を呼ぶ
人慣れしていない愛犬が他人の交流する機会を持てるよう、自宅に人を呼んでみてはいかがでしょうか。
離れて暮らす家族でもよいです。親友や恋人でもよいです。犬を飼っている人や飼っていた人でもよいですし、犬を飼ったことのない人でもよいです。
ただし、犬が好きな人であること、犬に恐怖心を持っていない人であることがポイントになります。犬と遊び上手な人だと慣れやすいです。
まとめ
愛犬が人慣れしてないと起こるトラブルを6つ解説しました。
- すれ違うだけで激しく吠えてしまう
- 慣れない人を攻撃してしまう
- 他人に預けることができない
- 避難所や保護施設で受け入れてもらえない
- トリミングができない
- 適切な治療を受けることができない
愛犬がいつまで経っても人に慣れないのは、人と交流したり触れ合ったりする機会を飼い主が絶ってしまっているからです。飼い主自身も人見知りなのかもしれません。