犬が「本当に怖い」と思っているもの5選
1.雷
雷を怖がる犬はとても多いです。私たち人間でも雷の大きな音にはびっくりしてしまうことがありますよね。
犬は人間の約4倍も聴覚が優れていると言われています。そのため、人間が聞こえないくらい遠くの音や小さい音まで敏感に感じ取ってしまうのです。
また、雷が発生しているときの気圧や湿度の変化で体の調子が悪くなることもあります。
2.花火の音
「愛犬が花火をとても怖がる」という飼い主さんは多いのではないでしょうか?
犬が花火の音を怖がるのは、雷と同じで普段とは違う大きな音や振動を感じるからです。
犬が花火を怖がっている時は「キレイだから怖くないよ〜」などと無理に近づけたりせず、花火から遠ざけて落ち着かせてあげるようにしましょう。
3.水
海や川など水を怖がる犬もいます。ゆらゆらと揺れる波の動きは、普段の生活ではみないものなので未知の物体だと感じ恐怖を感じるのです。
また、もともと川などで狩りをしていたレトリバーやプードル、スパニエルなどの犬種は泳ぎも得意で水遊びが好きな場合もあります。
一方で、地上で狩りをしていたビーグルやダックスフンドなどは泳ぎが苦手で水を怖がる犬も多いです。
他にも子犬の頃から水に触れる機会が少なかった場合は、成長してからも水を怖がる傾向があります。
4.側溝
散歩中に側溝の前で愛犬が動かなくなった、なんて経験がある方も多いでしょう。側溝は視力が弱い犬に取っては、大きな穴が空いているように見えてしまうのです。
犬が怖がっている場合は無理に側溝の上を歩かせる必要はありません。少しずつジャンプで飛び越えられるようにしつけるか、避けられるようであれば側溝の横の道に誘導してあげましょう。
筆者の愛犬も子犬の頃は側溝の前で尻込みしていましたが、徐々に自ら飛び越えられるようになっていきましたよ。
5.ビニール袋
意外かもしれませんが、ビニール袋を怖がる犬も多いです。家に置いてあるものではなく、とくに外で飛んでいるビニール袋を見ると警戒して怯えはじめます。
空を飛んでいるビニール袋を視力の弱い犬はハッキリ認知することができません。よくわからない物体がガサガサと音を立てながら不規則に動いているので、犬は恐怖を感じてしまうのです。
犬が怖がっているときに見せる仕草・行動
犬が「本当に怖い」と思っているときには、以下のような仕草や行動を見せます。
- しっぽが下がる
- 後ずさりする
- ブルブルと震える
- 体勢を低くする
- 吠える
- 耳を後ろに傾ける
上記のような仕草がみられたら愛犬が本当に怖がっている証拠です。
恐怖心があまりに強いと、パニックに陥って飼い主の声が届かなくなってしまう場合もあります。
怖がっている愛犬を落ち着かせる方法
1.怖がっているものから遠ざける
まずは犬が怖がっているものから遠ざけてあげましょう。
雷や花火の音を怖がっている場合には、窓やカーテンを閉め音が聞こえないようにしてください。
2.体を優しく撫でる
飼い主が優しく体を撫でてあげることで、安心して落ち着きを取り戻す犬は多いです。
愛犬が怖がっている仕草を見せている時は、優しく声をかけながら体を撫でてリラックスさせてあげましょう。
3.普段どおりの姿を見せる
愛犬が怖がっているからと過剰に心配してしまうと、より恐怖を感じてしまいます。
飼い主が焦らず普段と変わらない姿を見せることで、「これは怖くないんだ」と犬も思うようになりますよ。
まとめ
犬が「本当に怖い」と思っているものと落ち着かせる方法をお伝えいたしました。
人間にとっては何でもないことでも、犬はかなりの恐怖を感じている場合もあります。
愛犬が怖がっているときには無理に克服させようとするよりも、安心できるようにそばに寄り添って落ち着かせてあげてくださいね。