実は勘違い?『叱られたときの仕草』でわかる犬の心理6選
皆さんは愛犬を叱った際、「反省してそうだな」「本当に反省してる?」など、愛犬の様子を見て各々感想を抱くと思います。しかし、時には犬が叱られている意味を理解できていないこともあります。今回は叱られたときの仕草でわかる犬の心理を紹介します。
1.目を逸らす…「そんなに怒らないで」
叱られた際、飼い主から目をそらしたり顔を背けたりする犬は多いですよね。なんだか気まずそうな表情を見せている犬を見ると可哀想に思えますが、これは「そんなに怒らないで」という意思表示です。
飼い主が険しい表情で見ていたり、いつもより怒気を含んだ声で怒っていたりするため、不安や少しの恐怖を感じているのでしょう。叱られていることは理解しているので、この辺りで叱るのはやめてあげて大丈夫です。
2.あくびをする…「なんだか怖いな」
叱られているのに大きなあくびをしている愛犬を見ると「反省していない!」と思ってしまいますが、実は、叱られているときにあくびをするのは「怖いな」「もうわかったよ」という心理が隠されています。
犬にとってあくびはストレスサインの1つです。飼い主に叱られていることを理解しているため、ストレスを感じてあくびが出てしまうのです。
3.お腹を見せる…「降参です」
叱っている途中に、なぜかゴロンと寝転がりお腹を見せてくることはありませんか。「叱っているのになんで寝転がっているの?」と余計に怒ってしまう飼い主さんもいるかもしれませんね。
しかし、犬にとってこのような状況でお腹を見せる行為は、信頼している相手に対して服従や降参を意思表示しています。叱られているときは「もうわかりました。降参です。もう怒るのをやめてくれませんか」という意味が含まれています。
4.手や口周りを舐める…「ごめんね」「落ち着いて」
叱っているときにおずおずと近づいてきて飼い主の手や口周りをペロペロと舐めてくる犬もいます。とても可愛らしい仕草で、つい許してしまうという飼い主さんも多いのでは?
この仕草には、犬なりの「ごめんね」「許してください」という感情に似た心理や「飼い主さん、落ち着いて!」という意味が含まれています。どちらにせよ、叱られていることは理解しており、これ以上は叱らないでほしい、許してほしいという心理の表れです。
5.高い位置で尻尾をふる…「かまってくれた!」
叱っているのに、どこか嬉しそうな表情で尻尾を高い位置でフリフリしている…「絶対に叱られていることをわかっていないよね!?」と思うような仕草や様子を見せることはありませんか。
このような様子を見せる場合は、やはり叱られていることを理解していません。むしろ「飼い主さんがようやくかまってくれた!」と喜んでいる可能性が高いです。
犬の中には「叱られてもいいからかまってほしい」と、わざと悪さをする子も珍しくありません。飼い主が叱ることで「上手くいった」と思っているのでしょう。このような時は無視をするのが最も効果的です。
6.逃げる…「追いかけっこだ!」or「怖いな」
叱った時に逃げる場合は、2つの心理が考えられます。もしも逃げた先で隠れるようにして不安そうな表情を浮かべている場合は、飼い主に対して不安や恐怖を感じているのでしょう。叱られたことを理解している証拠です。
しかし、もしも逃げた先でソワソワと落ち着きのない様子で立ち止まり、こちらをチラチラと見てくる場合は、犬は追いかけっこをしている感覚である可能性があります。
飼い主に叱られたことを「かまってくれた」と勘違いしてしまい、「追いかけっこをして一緒に遊ぼう」と誘っている可能性があります。この場合は、かまわず無視をするのが正解です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。叱られたとき、犬がどのような仕草や様子を見せているかを観察することで、愛犬が叱られていることを理解しているかどうかを読み取ることができます。今回紹介した6つの仕草を参考に、愛犬との関係をより良くしていきましょう。