愛犬が散歩中に『歩かなくなる』ときの心理5選
さっきまで楽しそうに歩いていたのに、突然愛犬が散歩中に歩かなくなることはありませんか。全く理由なく立ち止まることは少ないので、何らかの理由があるはずです。ここでは犬が散歩中に歩かなくなるときの心理について解説していきます。
1.警戒している
今まで意気揚々と歩いていたのに、突然ピタッと立ち止まり歩かなくなる場合、視線の先を警戒している可能性があります。
犬が散歩中に警戒する理由は様々です。工事の音、車の音、踏切や電車の音、他の人や犬の足音…。このように何らかの気になる音が聞こえると、その音や匂いを感知することに集中するため、犬はピタッと足を止めることがあります。
前方にあるもの、あるいは前方からやってくるものは自分や飼い主にとって危険であるかどうかを判断している最中なのでしょう。
2.気になる匂いや音を感知している
警戒はしていないものの、匂いや音を感知して興味を示しているときにも足を止めて歩かなくなることがあります。
警戒するような様子を見せず、どこか興味津々な様子でクンクンと鼻先を動かしていることや、あるいは少し不思議そうな表情でじっと一点を見つめていることはありませんか。
犬は散歩の中でも匂いや音を感じることが楽しみの1つとされています。本能的欲求を満たすために、思う存分、興味のある匂いや音を感じさせてあげましょう。
3.行く先に不安を感じるものがある
臆病な犬の場合、前方から他の犬や人が来ると途端に飼い主の後ろに隠れたり抱っこをせがんだりして歩かなくなることがあります。これは警戒の意味もありますが、警戒よりも恐怖感や不安感が強く出ているのでしょう。
不安を感じているようであれば、無理にそちらに進む必要はありません。しかし、毎回使うルートでこの先もこのような状態では、犬自身も手放しで楽しみにくいでしょう。少しずつ無理のない範囲で慣らしてあげることも大切です。
4.疲れてしまった
犬には体格や犬種に応じて適切な散歩の距離や時間が目安としてあります。大型犬の場合は1日2回、1回1時間程度が理想とされていますが、小型犬の多くは1日1〜2回、1回15分〜30分程度で良いとされています。
その犬の体格や体力、年齢に合っていない過剰な散歩をしてしまうと、体に負担がかかり疲れやすくなってしまいます。疲れてしまうと犬は歩くことができなくなるため、その場にへたりこむようにして座り込んでしまいます。
もしも「ハァハァ」と息が荒くなっている場合は、疲労困憊の状態なので一度休ませてから散歩を再開したり、次から散歩の距離を見直したりしましょう。
5.なんとなく歩きにくい
「なんとなく歩きにくいな」と違和感を覚えているときにも犬は歩かなくなることがあります。これには様々な理由が考えられます。
- 怪我をしている
- リードやハーネスが体に合っていない
- 洋服が気になる
まずは怪我をしていないかどうか確認し、体の隅々を触っても痛がらない場合は、装着しているリードやハーネス、他にも着ている洋服に違和感を覚えている可能性が高いです。
特に、リードからハーネスタイプに切り替えたばかりでは、犬自身がハーネスに違和感を感じることはよくあります。室内でもハーネスを装着してみるなど、ハーネスに少しずつ慣らしていきましょう。
まとめ
犬が散歩中に歩かなくなる理由は、その犬によって様々です。そのときの状況や愛犬の性格などを考慮して「なぜ歩かないか」を考えてみてください。またそのときは、それぞれに合った対応をして愛犬を安心させましょう。