小型犬にとって適切な1日の運動量とは?多くても少なくてもデメリットが!

小型犬にとって適切な1日の運動量とは?多くても少なくてもデメリットが!

近頃は空前のペットブームでもあり、様々な動物を飼育される方が増えています。やはり人気は猫や室内での飼育がイメージしやすい小型犬です。さて犬を飼うときに皆さん心配される「散歩」を初めとする運動量ですが、室内で飼育されている小型犬にはどの程度の運動量が必要なのでしょうか。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

散歩をする理由

チワワとダックスフント

犬を散歩させる理由にはいくつか重要なものがあります。まずは運動をするためです。

コロナ禍で多くの人がテレワークやステイホームをしましたが、外にあまり出ない生活はいかがだったでしょうか。

日頃の通勤通学がいかに私たち人間を歩かせていたか、職場や学校で動き回ることでいかに私たちが運動していたかが分かった人もいるのではないでしょうか。

家にずっとこもりっぱなしというのは消費するエネルギーも少なくなりますし、当然筋肉も落ちてどんどん運動不足になっていく生活です。

犬も同様で、ずっと家にいたら運動することもなくだらだらと過ごすだけになり、運動不足から筋力の低下、骨密度の低下、肥満、関節の異常などのトラブルを引き起こします。適度な運動はどんな動物にも必要なのです。

また散歩には運動という点以外にも、外気を浴びることで日光浴もでき、さらに思い切り走り回れたり風やニオイ、草や土の感触などを全身で感じることができたりしてストレスの発散もできるので、犬にとってはとっても大切な「イベント」なんですね。

体格による運動量

オスワリとフセ

犬にとって必要な運動量(または散歩で歩く時間)は犬種や体格によって大きく異なります。

シェパードやグレートデーンなどの使役犬、ボーダーコリーやレトリバーといった牧羊犬や狩猟犬はとても多くの運動を必要とします。

よく言われるのが1~2時間の散歩を朝夕2回です。しかも歩くだけでなく骨格や筋肉を育てるために時には走らせたりする必要もあります。歩く距離なら軽く4㎞以上でしょうか。

しかし愛玩犬として改良された小型犬はもともとの骨も細く、多くの筋肉を必要とする動きも生活するうえでは必要としないため、ここまでの散歩量は要りません。

20~30分を朝夕2回、あるいは家の近所をぐるっと回る、程度のお散歩で十分な子もいます。

小さなチワワやヨークシャーテリアなどにとって、お散歩は「運動」のためというより気分転換、ストレス発散の意味合いが強いようです。

小型犬の運動量

散歩するチワワ

一般的な小型犬は大型犬に比べてお散歩の量は少なくて構いませんが、元が狩猟犬などの犬種は注意が必要です。特にテリア系は豊富な運動量が必要な犬種です。

ウエストハイランドホワイトテリア、ジャックラッセルテリア、ボストンテリアは近年人気がある犬種ですが、小柄な割に相当運動しないとストレスを溜めてしまうため、朝夕の散歩でたくさん歩かせてあげる必要があります。

同様にミニッチュアダックスフント、トイプードル、パピヨン、ミニチュアピンシャー、ミニチュアシュナウザーも人気の犬種ですが、これらも運動要求量が多い犬種です。飼育する際は十分な散歩時間を取れるかどうか検討しましょう。

小型犬のうち、愛玩犬の部類に入るチワワやポメラニアン、ヨークシャーテリアなどは、運動はそれほど多くを必要としません。

ニオイを嗅いだり、地面の感触を楽しんだり、家以外の空間にいることで気晴らしができれば良いという場合が多いようです。

朝夕に散歩にいくとしても20~30分程度、家の周りをぐるっと歩けば十分満足する場合が多いでしょう。

人間が歩く速度でも彼等にとっては小走りになる速さですし、それなりに「運動した」という満足感を得ることができます。

愛犬にとって運動が足りているかどうかは、家での様子を観察することで確認できます。

運動量が少なければ「歩き足りない」「動き足りない」という様子で家の中を走り回ったり、家具やおもちゃを破壊してストレス発散をしようとします。

しかし逆に、多く散歩させ過ぎてしまった場合はどうでしょう。

愛玩犬グループの骨格や筋肉は運動を多くするようにできておらず、負荷がかかりすぎると関節炎を起こしてしまうこともあるので注意が必要です。

運動の負荷をかけずに外でリフレッシュさせたいときは、ペットスリングやバギーなどに乗せてあげることもできますね。

まとめ

ジャックラッセルテリア

犬は改良の目的によって性質や身体の造りが違うため、「小型犬だから」とひとまとめに考えることはできません。

小さい犬だから散歩は要らない、小さい犬だからちょっと歩かせれば十分、と決めつけず、愛犬の個性をよく観察してあげましょう。

また年齢によっても散歩への欲求度が違うので、毎日お散歩に行くときに、体調や気分などをよく見て一緒に楽しく歩いてあげてくださいね。

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