犬も寝ぼけるの？
犬と暮らしている方であれば「あれ？今寝ぼけたのかな？」と感じる愛犬の仕草を一度は見たことがあるかと思います？何をしていても「カワイイ」と感じてしまう愛犬だと思いますが、犬は寝ぼけることってあるのでしょうか？
1.寝ぼけるとは？
「寝ぼける」とは睡眠時、また寝起きのタイミングで起きる望ましくない現象のこと。急に目覚めた際に起こることも多く、人間であれば寝言、また急に起き上がって歩きだしたりなどの行動になります。
夢を見ているのか現実の世界なのか区別がつかなくなり起きてしまう現象ですが、この「寝ぼけ」の行動は犬にも同じようなことが起こるようです。
2.犬は夢を見ているの？
夢と現実の区別がつかなくなることで起こることが多い寝ぼけの現象ですが、実は犬が夢を見ているかどうか定かではないのです。様々な研究結果により犬の睡眠の状態は人間の睡眠時の脳波とよく似ているため「犬は恐らく夢を見ているだろう」という見解。
寝ている時に足をパタパタと動かしたり口をモグモグさせているのを見て「夢を見てるんだな」と感じたことがある飼い主さんも多いはず。そして実際に寝ている時に愛犬が不思議な行動をとることもあると思います。
個人的にも愛犬を見ていると「あー、寝ぼけたね」と感じる行動は多々あるので、きっと犬も夢を見ているのだと思います。可愛らしい寝ぼけの仕草からちょっと困ってしまうような行動までいくつかご紹介していきます。
犬が『寝ぼけている時』にしがちな仕草4選
1.足をパタパタさせる
グッスリ寝ている愛犬が足をパタパタさせているのを見たことがある飼い主さんも多いですよね。小刻みにパタパタさせるだけの犬もいれば、まるで走っているかのように大きく足を動かす犬もいるようです。
我が家の愛犬は右前足だけを小さく動かした後に、口をモグモグさせていたことがあります。おそらく夢の中で「オテ」をしながらオヤツをおねだりし、オヤツをゲットして口に運んでもらいモグモグ食べていたのかもしれません。
2.吠える・鳴く
寝ている最中に急に吠えるのも寝ぼけの行動のひとつのようです。大きな声で元気よく吠えることもあれば、少し寂しげな鳴き声を出すことも。なかには威嚇するように唸りだす犬もいるようです。その時に見ている夢によって吠え方にも変化があるようですね。
3.トイレの場所を間違える
寝起きの愛犬が急に起きてトイレに行くこともありますよね。寝起きらしく足元はヨタヨタとトイレに近づき、いつもであれば間違うことのないトイレを外してしまうこともあると思います。
我が家の愛犬も寝起きのトイレはちょっと間違った場所でしてしまうことも…。まったく違う場所でしてしまうというよりは、トイレの場所までは行くけれど後ろ足しかトレイに入っていなく、オシッコは全部外に出てしまうという始末。頻繁に寝ぼけてしまう犬はトイレ周りにも工夫が必要になりますね。
4.尻尾を振る
尻尾を振っているのも犬が寝ぼけている時に見られる仕草で多いもの。この仕草も夢を見ている状態の脳波の影響によるものと考えられています。
尻尾は犬の体の中でも感情が表れやすい部位ですよね。元気に左右いっぱいに振っている時は楽しい夢を見ているのでしょう。日頃、愛犬が起きている時の尻尾の動きをしっかり観察していると、夢の中でどんな気持ちで過ごしているのか分かるかもしれませんね。
寝ぼけの仕草は病気のことも？
犬が「寝ぼけ」により足を動かしたり、吠えてしまうことは基本的には正常な行為です。しかし、あまりにも体の動きが激しい、また苦しそうな様子が見られる時は脳の病気の可能性もあります。
いつもより体の動きが激しく長い時間動き続ける、また以前と比較すると体の動き方に異常を感じるなどの様子が見られたら要注意です。一日に何度も同じ仕草をしているようであれば受診を。
犬は睡眠時間が長いので寝ている愛犬の姿を見る機会は多いと思います。日頃からしっかりと観察して、いつもと違う様子がある時はすぐに動物病院で診察をしてもらいましょう。
まとめ
確実ではないものの犬もおそらく夢は見ていると思います。そう考えると「寝ぼける」ことも当たり前かもしれませんね。突然大きな声で吠えたりパタパタと動き出すと飼い主さんはビックリしてしまうと思いますがそこはご愛敬。
犬を飼われている方であれば、愛犬はとても大切な存在かと思います。寝ている時に異常な動きはないかしっかり確認しながらグッスリと睡眠をとってもらいましょうね。
