共働きでも犬は飼えるの?飼う前のポイント4選

共働きでも犬は飼えるの?飼う前のポイント4選

共働きで犬を飼う前に考えてほしいこと、共働きで犬を飼う人におすすめしたいことを解説します。

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共働きで犬を飼う前に考えてほしいポイント

カップルと白い犬の後ろ姿

1.愛犬のための時間を作れるのか

朝30分、夕方または夜に30分、1日2回のお散歩に連れて行く時間を作ることができるでしょうか。

犬だってお家の中に閉じ込められてばかりいては窮屈です。運動不足になると健康を害してしまいますし、精神的に病んでしまうこともあります。

共働きであると昼間はお留守番をしなければなりません。ひとりきりで寂しく退屈な時間です。

そんな犬にとって、お散歩は飼い主を独占できる時間でもあり、コミュニケーションのための大切な時間です。

眠くだるい朝も、疲れきった夜も、お散歩に行き、ごはんを用意し、トイレを掃除し、ブラッシングやお手入れをするなどしてあげられるでしょうか。しつけのための時間も必要ですし、スキンシップや遊びの時間も大切です。

共働きで忙しい時、ごはんとお水をお皿に入れて、トイレのシートを取り換えるだけがお世話になってしまうことがあります。それでは絶対にダメです。

2.緊急時に備えることができるのか

仕事で家を出なければならない日の朝、犬が急に体調を悪くしてしまうことがあります。嘔吐や下痢を繰り返したり、苦しそうに呼吸をしていたり、ぐったりとして動けないことがあります。命にも関わる症状や病気である可能性だって考えられます。

仕事を遅刻したり休んだりすることができるでしょうか。他に犬のことを頼める人がいるでしょうか。体調の悪い犬を家において出かけることができる人はいないはずです。

身近に頼める人がいないのであれば、緊急時に備えてペットシッターを依頼できるよう事前に準備しておかなければなりません。ペットシッターもその日その時に依頼しても来てもらえません。

3.愛犬を養える経済力が十分にあるのか

リビングでくつろぐカップルとラブラドール

犬の寿命は10年~15年くらいでしょうか。最近では15歳を過ぎても元気にお散歩する老犬をよく見かけます。

予防医療の発達によって長生きできるようになった分、生活費や医療費も多くかかります。人と比べて治療費も高いですし、手術となると数十万円~100万円以上かかることがあります。ペット保険適用外であれば全額負担です。

共働きしていてもギリギリの生活、子供たちが成長して高額な学費がかかるようになった、だから犬にかけられる費用がない、安価で粗末なドッグフードしか買えない、適切な医療を受けさせてあげられないというのでは困ります。

平均寿命である13年を健康にケガや病気もなく生きた場合の犬にかかる生涯費用は150万円~250万円くらいだとされています。

経済的な余裕がなければ犬を飼ってはいけないということではありませんが、経済的なことを理由に犬を手放すようなことがあってはならないということを考えてほしいです。

4.「社会化期」の正しいトレーニングができるのか

子犬には「社会化期」という期間があります。生後2カ月くらいまでの期間は、兄弟姉妹犬とスキンシップやコミュニケーションをしながら、母犬から犬社会での生き方やルールを学びます。

人と暮らすようになってからは飼い主から人間社会での生き方やルールを学びます。つまり、飼い主が教えてあげなければなりません。

共働きではどうでしょうか。そのための十分な時間を確保することができるでしょうか。

社会化期に何をどのように学んだかは、その犬の生涯を左右します。飼い主の行動によって社交的な犬に成長するかもしれませんし、人を恐れる攻撃的な犬に成長するかもしれません。

飼い主だけでは十分なしつけを行うことができない場合、犬の保育園や幼稚園、ドッグトレーナーや犬の訓練士を利用することをおすすめします。

とくに保育園や幼稚園は、共働きや一人暮らしの飼い主に利用する人が多く、他の犬たちと一緒に犬社会と人間社会の両方を学ぶことができます。

犬が社会化期を充実に過ごすためのサポートをしてあげることができるでしょうか。

初めて犬を飼うのであれば、社会化期の過ごし方や教え方を飼い主自身も学ばなければなりません。プロの力を借りるのであれば相当の費用もかかります。

まとめ

リモートワーク中のカップルの間でうんざりしている犬

共働きの家で犬を飼う時に気をつけたいポイントを4つ解説しました。

  • 愛犬のための時間を作れるのか
  • 緊急時に備えることができるのか
  • 愛犬を養える経済力が十分にあるのか
  • 社会化期の正しいトレーニングができるのか

共働きで犬を飼えるかどうか不安なのであれば、譲渡会に行ってみてください。「トライアル期間」といって、保護犬と実際に暮らしてみて「家族に迎えることが可能かどうか」を見極める期間を与えてもらうことができます。

生活状況によっては、保護団体が「この家庭に犬を譲渡することはできない」と判断する場合もあります。

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