犬が苦手に感じる人ってどんな人?
犬が大好きなのになぜか仲良くなれないって方はいらっしゃいませんか?悪気はなくても犬に嫌われてしまう行動をとっているのかもしれません。犬にも個性があって人への好みも様々ですが、人がとる行動で苦手に感じてしまうものもいくつかあります。
1.急に大きな声を出す人
犬の聴力は人間とは比較にならないほど優れています。人の耳には届かないごくわずかな小さな音や高音まで犬は聞き取ることができるのです。聴力が優れているため大きな音は苦手。花火や雷の音に恐怖心を抱くのも、聴力が優れているのがひとつの理由となります。
人間でも急に大きな声で話しかけられるとビックリしてしまうと思いますが、犬の場合「怖い」と感じてしまうのです。そたため大きな声を急に出す人は苦手なようです。
2.急に触ろうとする人
犬好きであれば可愛い犬を見るとつい撫でてしまいたくなると思いますが、突然触られることを不快に感じる犬は多くいます。
特に突然頭を撫でられることを嫌う犬は非常に多いよう。まず「顔」という急所でもあること、また視界に入らない頭上かから人間の手が下りてくることに恐怖を感じてしまうのです。
3.ニオイが苦手な人
皆さんご存知のように犬のもっとも優れた五感は嗅覚。犬には苦手なニオイがいくつかあり柑橘系のニオイや、お酢のニオイ、また化学物質のニオイが苦手と言われています。また、タバコのニオイも嫌う犬が多いためタバコを吸う人、化粧品や香水のニオイがきつい人も苦手と感じてしまうようです。
犬が『苦手な人』に取りがちな行動4選!
人間同様に苦手な人と過ごさなければいけない時間は犬もストレスを感じてしまうもの。ストレスを感じている時の犬の行動や感情表現を確認していきましょう。
1.あくびをする
可愛らしい犬のあくびは眠たい時にするだけだはなく、実は代表的なストレスサインのひとつとなります。「この人苦手だな…」と感じる人と一緒に過ごす時は、ついついあくびの回数も増えてしまうのかもしれません。
自身の気持ちと相手の気持ちを落ち着かせたいという意思表示でもあり、緊張をほぐすための行為となります。もしかすると「ちょっと怖いな」と思われている可能性もあるでしょう。
2.唸る・吠える
犬が「苦手だな」と感じている人に対して「怖い」というイメージを抱いている場合、唸ってしまうこともあります。
「これ以上近寄らないで」という意思表示でもあり、無理に近寄ろうとすると警戒して激しく吠えてしまうことも。特に初対面の犬に唸られた時は、危険なので無理に近寄らないようにしましょう。
3.逃げる
「苦手だな」と感じる人のそばにはあまり居たくないものですよね。それは犬も同じようです。初対面の犬がそそくさと逃げて行ってしまう時、またご家族の中でも愛犬が特定の人に近寄らないようであれば「苦手な人」と認識されているかもしれません。
4.舌なめずり
口周りや鼻などペロペロと舌なめずりをするのは緊張しているサイン。苦手な人を目の前にして、緊張からストレスを感じたときに見られる仕草です。
唸ったり吠えたりすることが出来ない、少し気の弱い犬に見られる意思表示になるので、気が付いた時には少し距離を保つようにしましょう。
犬と仲良くする方法は!?
初対面の犬であっても一緒に暮らしている愛犬であっても、犬が「嫌だな」と感じる行動をとってしまうと「苦手な人」と認識されてしまいまう可能性があります。犬が「好むこと」「嫌いなこと」を意識して接してみましょう。
1.ゆっくりと動く
犬は予測できない急な動きをする人を嫌う傾向があります。単純にビックリするので怖いようです。出来るだけゆったりとした動きを心がけてみましょう。
2.大きな声を出さない
犬が好きな声のトーンは穏やかで優しい声。もちろん話し方や仕草なども落ち着いていると犬も安心できるので、可愛い犬を見てはしゃいで大声を出さないように気をつけましょう。
3.ニオイに気をつける
犬が好きなのにニオイだけで「苦手な人」になってしまうのは寂しいですよね。きつい香水やお化粧品のニオイ、またタバコのニオイにも気をつけましょう。
4.あまり叱らない
愛犬がイタズラをしたらしつけのために叱ることもありますよね。ただ大きな声で長時間クドクドと叱られてしまうと、犬も嫌な気持ちになってしまいます。「してはいけないこと」を教える時は短く一喝し、愛犬の気持ちの負担にならないようしつけをして下さい。
まとめ
可愛い犬を見るとついテンションが上がって「キャー可愛い!」などと声をかけてしまいがちかもしれません。
しかし犬は穏やかで優しい人を好む傾向が強いので、落ち着いた態度で接すると好きになってもらえるかも!。愛犬でも初対面の犬でも怖がらせないよう、ビックリさせないように接して下さいね。