️犬が全力で楽しんでいるときの行動
1.「プレイバウ」のポーズをする
「プレイバウ」とは、頭を下げて前足を伸ばし、おしりを高く上げる姿勢のことです。
遊びを要求する仕草として知られていますが、楽しくなってテンションがMAXに到達し、興奮しているときにもこのポーズをとります。
2.仰向けで体をくねくねさせる
背中を地面に擦りつけ、全身をくねくねさせる独特な仕草は、楽しい気持ちの表れです。
犬の仰向けは通称「へそ天」と呼ばれていて、おなかを撫でて貰おうとする甘えのアピールでもあります。
何度も繰り返しているようなら、背中に異変を感じていることがあるので、皮膚の状態をチェックするようにしてください。
3.口元が緩み、しっぽを左右に振る
しっぽを高い位置で左右に素早く動かすのは、嬉しいときの振り方です。逆にしっぽが低い位置に下がっていたら、不安や恐怖を感じています。
しっぽの振り方だけでは感情の見極めが難しいのですが、表情とセットで判断するのがポイントです。
️犬がニッコリ飼い主を見つめる意味は?
犬は本来、相手と視線を合わせることはあまり得意ではありません。犬同士で見つめ合う=敵対心を表現する行為となり、犬は緊張状態にあります。
一方で、飼い主に向けられる眼差しは、犬同士が見つめ合う状況とは意味合いが異なります。
軽く口を開け、目を細めて笑顔で飼い主を見つめる表情は、信頼関係がなければ見ることのできないシチュエーションです。
大好きな飼い主に向けてアイコンタクトを送り、感謝の気持ちや期待感を伝えようとしているのでしょう。
見つめ合うと、お互いに「オキシトシン」が増え、より親密度が深まっていきます。
️犬の「楽しい気持ち」を高めるコツ!
「犬を喜ばせたい!」「楽しませたい!」という気持ちは、飼い主なら誰しも考える共通の想いではないでしょうか。
犬を楽しませる方法は至ってシンプルで、『飼い主が一緒に遊ぶこと』です。
例え短い時間だとしても、飼い主が一緒になって遊んでくれると、犬の楽しい気持ちは倍増します。飼い主に構ってもらうことが、犬にとって最大のご褒美になります。
定番ですが、追いかけっこやボール遊びは、犬が夢中になれる屋外遊びです。「もっと遊びたかったなぁ…」と思うくらいで遊びを切り上げると、次回への興味が持続します。
️「遊び」が犬を成長させる
犬の遊びは、楽しむことだけが目的ではありません。
飼い主とコミュニケーションを取りながら、犬を成長させてくれるトレーニングの一環です。
- 社会性の形成
- 欲求を満たしてストレス発散
- 運動不足の解消
子犬の頃から様々な遊びを取り入れ、飼い主である皆さんが母犬代わりになって、積極的に遊ぶ時間を作りましょう。
️まとめ
犬は、自分の感情を素直に表現してくれる動物です。表情筋を動かし、笑ったり怒ったりして飼い主の心を和ませてくれます。
犬の先祖とされているオオカミと比較すると、犬の方が目の周りの筋肉が発達しています。人間と交流する過程において、進化を遂げているのです。
1頭1頭性格が違うように、楽しみを感じる事柄には個体差があります。飼い主が一緒になって、愛犬が楽しめることを見つけていけると良いですね!