経験ない?犬が飼い主を『心配している仕草』6つ
犬は飼い主の表情や行動、声のトーンなどから飼い主の感情を読み取る能力に長けています。そのため、飼い主の元気がないと犬も心配するような様子を見せることがあります。犬が飼い主を心配している時、下記のような行動を見せることがあるので、ぜひ参考にしてください。
1.飼い主の顔を覗き込んでくる
とても些細な仕草ですが、落ち込んでいたり体調不良で寝込んでいたりする飼い主の顔を覗き込むようにじっと見つめてくることはありませんか。これは、飼い主の表情から様子を知ろうとしている時に見せる行動です。
飼い主の表情を確認することで「大丈夫かな?元気になったかな?」「まだあまり元気じゃないな」などと判断しているのです。何度も見つめに来る場合は、それだけ心配していることの表れでしょう。
2.前足を体に乗せて様子を見てくる
体調不良の飼い主の体に前足を乗せ、じっと様子を見つめてくる犬も多いです。「体調悪いから、全体重をかけないで」と思う方もいるかもしれませんが、これは愛犬なりの優しさなのです。
前足を体に乗せることで「僕はここにいるよ」と寂しさや孤独感を紛らわせようとしてくれています。また、じっと見つめてくるのは、存在をアピールしながら飼い主の様子を窺っているのでしょう。
3.不安そうに少し離れた場所から見つめてくる
落ち込んでいる時や体調が悪い時に側に近寄ってくれず、なぜか離れた場所からじっと見つめてくるという話も多いです。これは飼い主が普段とは違い元気がない様子を見て、犬自身も不安に陥っているのです。
裏を返せば、それだけ飼い主の様子の違いを心配しており、強く共感していると考えられます。犬は仲間意識が強く共感能力の高い動物なので、大好きな飼い主さんが元気のない様子を見せていると、感情移入してしまい不安になってしまうのでしょう。
4.顔や口周りをペロペロと舐めてくる
飼い主を心配する犬の中には、飼い主に「大丈夫?」と心配の意味を込めて顔や口周りをペロペロと舐めてくる犬もいます。
これは「僕はここにいるよ」とアピールする以外にも、子犬が母犬に対して甘えたり「不安だよ」と伝えたりする時に見せる仕草です。したがって、この仕草を見せている時は不安感や「本当は飼い主さんに甘えたいけれど」という気持ちが入り混じっています。
5.体を密着させるように寄り添ってくる
体を密着させるように飼い主に寄り添いつつ、なぜか顔は別の方向を見ているという犬もいます。「あまり心配していないのかな?」と思いきや、実は心配だからこそ側にいて外敵から飼い主を守ろうとしている行動です。
また、体を密着させることでお互いの体温を感じることができ、安心感を得ることができると犬は知っています。そのため、飼い主の元気がなさそうな様子を見て、「自分がここにいるから大丈夫」と安心させようとしているのでしょう。
6.犬も一緒に元気がなくなる
先ほど犬は共感能力が高いという話をしましたが、飼い主が元気のない様子を見て、あまりに感情移入しすぎてしまい、犬も一緒に元気がなくなってしまうという話はよくあります。
中には、飼い主を心配しすぎてごはんも喉を通らない状態に陥ってしまう犬もいたり、飼い主のことが心配すぎてストレスから吐き気を催す(下痢になる)といった症状が出たりする犬もいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回紹介した仕草を見せている時、愛犬が飼い主を心配している可能性が高いです。不安を和らげてあげるためにも笑顔で声をかけてあげたり、時には愛犬を頼るように優しく抱き締めたりしてあげましょう。