災害時に犬のために必要なモノ3選
1.犬の生命に関わるモノ
もっとも大切なのは、犬の生命に関わるモノです。災害時にも愛犬の命や健康を守るためにも以下のモノはかならず用意しておきましょう。
とくに、ペット用の避難物資が届くまでには時間がかかることもあるので、フードや水は最低でも5日分、可能であれば7日分は用意しておいてください。
また、避難する際に必要なケージには普段から慣れさせておきましょう。
ガムテープは、万が一ケージが壊れた際などに補強したり段ボールを組み合わせる時など、あると何かと便利です。
- 避難用品(リードやケージなど)
- フード、水(7日分以上)
- 薬、療法食
- 予備のリードや首輪
- エサ、水の容器
- ガムテープ
- トイレシーツ
2.飼い主や愛犬の情報
愛犬とはぐれてしまった場合に備えて、飼い主や犬の情報も準備しておきましょう。
飼い主の連絡先や犬の写真はもちろん、ワクチン接種や健康状態がわかるように普段からノートやメモにまとめておくのがおすすめです。
- 飼い主の連絡先(緊急連絡先)
- 愛犬の写真
- ワクチン接種証明書
- 既往症や健康状態、かかりつけ病院に関するメモ
3.ペット用品
避難所は普段の環境と違うので、パニックになってしまう犬も多いです。安心させてあげるためにも、使い慣れて匂いのついたタオルやおもちゃを持っていきましょう。
- タオル、ブラシ
- おもちゃ
- ウェットティッシュ
- ビニール袋(排泄物処理用に)
災害に備えてやっておくべき5つのこと
いざという時のために必要なモノを準備することも重要ですが、モノ以外にもあらかじめ用意しておくべきことがあります。
以下にご紹介する内容は、モノのように「買えば済む」問題ではなく、場合によっては準備に時間と手間がかかる場合も。
モノを揃えると同時に、以下の件についても普段から心がけて準備しておけば、いつ非常事態になっても焦る必要はありません。
1.飼育場所の点検
災害が起きた時に家具やガラス・ブロックが倒れないかなど、飼育している場所付近の安全点検を行っておきましょう。
いきなり逃げ出さないように、リードや鎖が切れかけていないかも確認しておいてください。
2.しつけ
安全に避難し周囲の人ともトラブルにならないよう、普段からしつけを行っておくことが大事です。
災害が起きたときに避難しようとしても、愛犬がパニックに陥って言うことを聞いてくれなくなる可能性もあります。
普段から「待て」「おすわり」の指示や、ケージに入ることに慣れさせておきましょう。
3.マイクロチップ・迷子札の装着
愛犬とはぐれたときのために必要なモノを前章でお伝えしておきましたが、モノだけでなくマイクロチップや迷子札の装着も大切です。
迷子札は外からすぐに見えますが、無くす可能性が少ないマイクロチップを装着しておくことで飼い主のもとへ戻ってこれる可能性が高くなります。
災害時に愛犬とはぐれてしまった場合には、自治体の担当部署や警察に届出ましょう。
4.ワクチン接種
避難所は他の動物と近くにいる時間も多くなり、ストレスから免疫力が下がってしまう可能性もあります。
病気のリスクを下げるためにも、ワクチン接種はきちんと行っておきましょう。
5.避難所の確認
災害が起きた際に飼い主と離れてしまうことで、衰弱したり他人にケガを負わせてしまう可能性もあります。
そのため、災害時にはペットと飼い主が一緒に避難する「同行避難」が基本です。
緊急の事態に備えて、事前に避難所までのルートや行くまでにかかる時間を確認しておきましょう。実際に散歩もかねて愛犬と訪れてみるのも良いでしょう。
まとめ
災害に備えた「犬のために必要なモノ」をご紹介しました。
普段生活をしていると、このままの日常が続いていくと自然と思ってしまいますよね。
しかし、突然当たり前だと思っていた環境が変わることもあります。
緊急時に慌てないように、事前に災害時に必要なモノを準備して対策しておきましょう。