犬用ハウスを選ぶポイント
1.室内用と屋外用
犬用ハウスには「室内用」と「屋外用」があります。
室内のみで生活する犬には、ケージ・クレート・サークル・ベッドをハウスとして利用することがほとんどです。
屋外のみで生活する犬には、耐久性に優れていること・雨や風をしのぐことができること・暑さや寒さに対応できること・水洗いができること・通気性に優れていることなどを条件として屋外用ハウスを選ぶのが基本です。
DIYは得意な飼い主さんであれば、愛犬に合わせて手作りされる方もいらっしゃいます。
2.小型犬用・中型犬用・大型犬用
犬用ハウスには、犬の体に合わせたサイズがあります。
小型犬用・中型犬用・大型犬用と表示されていることもありますし、幅・奥行・高さが表示されていることもあります。
犬の好みや過ごし方によっては、窮屈なサイズではストレスになりやすく、広すぎるサイズでは居心地が悪くなりやすいです。
手足を伸ばしてくつろぎたい時は広いサイズ、体を丸めて休みたい時は窮屈なサイズと使い分ける犬もいます。
3.年齢・犬種・健康状態
シニア犬や老犬の場合、筋肉が衰えることで高さや段差が苦手になることがあります。
犬用ハウスの出入りをする時、躓いたり転んだりしてケガをしてしまうかもしれません。
胴長で短足の犬の場合、チワワやポメラニアンなどの超小型犬の場合、もともと高さや段差が苦手な犬がほとんどです。
ジャンプしなければ出入りすることができない犬用ハウスは避けた方が安全です。
健康状態によって首・腰・背中に負担をかけられない場合、手足に不自由がある場合、高さや段差のない犬用ハウスを選んであげるべきです。
4.形状
犬用ハウス(室内用のベッド)は形が豊富にあります。
- キューブ型
- ボックス型
- ドーム型
- ハウス型
- 角型
- 丸型
基本的にはこの6つですが、ハウス型は屋外用のハウスのような形をしていて屋根のあるデザインが特徴です。扉や窓が付いているものもあります。
5.素材
基本的には「夏用素材」と「冬用素材」の2つがあります。
夏用の犬用ハウスには冷感素材が使われていて、触れるだけで冷たさを感じます。
人の手で触れると冷たいと感じるのですが、被毛で覆われている犬が触れた時に冷たさを感じるのかは不明です。
通気性に優れていること・水洗いができること・速乾性があることなどをポイントに選ぶとよいと思います。
冬用の犬用ハウスには保温性や保湿性に優れた素材が使われていることをポイントに選ぶとよいと思います。
ペット用のホットカーペットと併用できるタイプもおすすめです。
6.水洗いできる
犬用ハウスは室内用も屋外用も水洗いできることが大きなポイントになるでしょう。清潔を保つためです。
室内用であれば自宅の洗濯機で丸洗いできるものがおすすめです。型崩れを心配される場合には手洗いをして、脱水のみ洗濯機で行うとよいです。
屋外用で大きなサイズの犬用ハウスは庭や広いスペースがなければ水洗いしにくいかもしれません。簡単に分解することができるものであると便利です。
まとめ
犬用ハウスを選ぶポイントを6つ解説しました。
- 室内用と屋外用
- 小型犬用中型犬用大型犬用
- 年齢犬種健康状態
- 形状
- 素材
- 水洗いできる
複数の犬用ハウスを使い分けている犬が意外と多いようです。基本的には夏用と冬用の2つですが、お留守番用と就寝用で使い分けたり、気分によって使い分けたりする犬もいます。
リビング用・寝室用・庭で日向ぼっこする用・お出かけ用など、過ごす場所によって複数の犬用ハウスを用意する飼い主さんもいらっしゃるようです。
犬はあまり喜ばないポイントかもしれませんが、愛犬が気に入って使ってくれるのであれば、飼い主さんの好みや室内のインテリアに合わせた選ぶ方も悪くはないと思います。