犬にとっての『飼い主の存在』って?心得たい犬のキモチ

犬にとっての『飼い主の存在』って?心得たい犬のキモチ

皆さんは犬にとっての『飼い主』とは、どのような存在か考えたことはありますか。もちろん、犬は言葉を話すことができないため、明確に結論づけられていません。しかし、「こうではないか」という研究結果や考えがあるので、紹介させていただきます。

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犬にとっての『飼い主の存在』って?

お手をするマルチーズ

毎日私たちと一緒に暮らしを送ってくれている犬たち。皆さんにとって、愛犬はどのような存在ですか。家族?友人?パートナー?恋人?子ども?人によって様々だと思います。

では反対に、犬にとっての『飼い主の存在』とはどのようなものなのでしょうか。愛犬から所々で愛情は感じられるものの、はっきりとどのような存在かを考えることはないですよね。

実際、犬たちは言葉を話すことができないため、「僕たちにとって飼い主さんはこんな存在だよ」と教えてくれることはありません。数多の研究結果や犬の習性から考察する他ありませんが、今回紹介する説が少しでも犬たちとの生活に役立てば幸いです。

犬にとっての『飼い主』とは?考えられる役割

女性に撫でられる犬

では、犬にとって『飼い主』とは具体的にどのような存在なのでしょうか。人間の世界で言うところの役割に当てはめて、今唱えられている説や考えられる役割を紹介します。

1.仲間

まず、最も有力な説として『仲間』が挙げられます。元々犬は群れで行動していた動物なので、一緒に暮らし、一緒に行動する存在を仲間として認める習性があります。

この元々犬が持つ習性を考えると今現在、一緒に暮らし、食住を共にしている、あるいは散歩などの楽しみなども共有している飼い主は、まさに『仲間』として認識されていると考えられるでしょう。

犬は仲間同士で敵からお互いの身を守る行動をとっていたと考えられています。実際、私たちと暮らしている時も、敵から自分はもちろん、飼い主をも守ろうとするような行動(唸る、吠える、飼い主に密着して別の方向を見るなど)が見受けられます。

こうした犬の持つ本能的な行動を見ても、犬にとっての飼い主の存在として、『仲間』という認識は非常に有力であると考えられます。

2.リーダー

お座りトレーニングする犬

犬にとって「信頼できるリーダー」であるという説もあります。犬は群れで行動していたという話がありましたが、その際、群れをまとめるリーダー的存在がいたと推測されています。その立ち位置に現在の『飼い主』が当てはまっているのではという説です。

子犬期にしっかりとしつけを行うことで、多くの犬が飼い主の指示に耳を傾け、場合によってはその指示通りに行動を起こします。こうした行動も「飼い主の言うことを聞く」という集団の中でも飼い主が特別な位置にいることを示す行動であると考えられます。

また、家族の中でも「特にこの人の言うことを聞く」「この人についていこうとする」といった行動が見られることがあります。このような様子も「この人がリーダーだ」という認識があるからこそ自然と現れている行動ではないかと考えられます。

3.お母さん

飼い主の膝の上で眠る犬

『リーダー』と似て非なる存在として、犬たちは飼い主のことを『お母さん』的存在と思っているのではないかという説があります。これは比較的最近になって唱えられるようになった説ですが、こちらも非常に有力だと考えられています。

犬にとってお母さんはリーダーよりも近く、安心感があり甘えられる存在です。そんな母犬に見せるような「甘えたい」行動が飼い主に対しても見られることが多いため、犬にとってお母さんのような存在ではないかと考えられるようになったのです。

実際、まるで子どもがお母さんに甘えるようにじゃれついてきたり、子犬が母犬に甘える時に見せる顔を舐める行動を見せたりすることはよくあります。

こうした行動は仲間の頂点に立つリーダー的存在の者に対して、野生動物時代に見られたかと問われれば疑問が残ります。そのため、リーダー的な存在としての認識は残りつつ、母親としての認識が強いのではないかという説も唱えられているのです。

まとめ

後ろ姿の男性と犬

実際は犬たちが話して教えてくれたことではないので、あくまで人間の推測の域にすぎません。しかし、こうしてみると「なるほど」と思う心当たりもいくつかありませんか。ぜひ今回紹介した説を頭に入れつつ、普段の愛犬の行動を観察してみてくださいね!新たな発見があるかもしれません。

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