犬が首をかしげる心理1: 興味がある言葉を聞いたから反応している
犬が首をかしげる心理として、まず紹介するのが「興味がある言葉を聞いたから反応している」です。ワンちゃんは話すことが出来ませんが、人間の言葉を話すことを聞き取ることは出来ます。
お家に来た頃は名前を呼ばれたり、お手やお座りといったコマンドを指示しても何の反応もしなかったワンちゃんですが、一緒にいる時間が長くなるにつれて、飼い主さんの話す言葉を理解できるようになったかと思います。
このように言葉を理解することができるようになると、自分にとって都合の良い言葉と悪い言葉の判別も出来るようになります。その中で自分の好きなことであったり興味のある言葉を聞くことにより、首をかしげる仕草をすることがあると言います。
例えば、散歩に行くのが好きなワンちゃんであれば、「散歩に行くよ」と言ったり、一言「散歩」と言うだけで首をかしげる仕草をする場合があり、この首をかしげる仕草をした後に、嬉しい時にする仕草をしたりします。
犬が首をかしげる心理2: 音に反応している
犬が首をかしげる心理として、次に紹介するのが「音に反応している」です。
よくあるのが、救急車などのサイレン音やキュッキュッと鳴るおもちゃの音を聞かせた際に首をかしげることがあります。そもそもワンちゃんが首をかしげるのは、何か気になる音が聞こえると思っていて、その音を聞いているからです。
そのためこのような高く気になる音を聞いたときだけでなく、他の音であっても気になる音であればワンちゃんは首をかしげます。
犬が首をかしげる心理3: 病気で反応している
犬が首をかしげる心理として、最後に紹介するのが「病気で反応している」です。
今までは、ワンちゃんが声や音に反応して首をかしげているということを紹介しましたが、病気になってしまいそのサインとして首をかしげる場合もあります。
耳の病気である外耳炎や中耳炎になってしまった際に、耳の中が気になり首をかしげることがあり、その他にも皮膚炎や神経系の病気になった際も同様の仕草をすることがあります。
その中でも特に怖いのが神経系の病気です。前庭に疾患が出来てしまった際は、前庭神経に異常が起きて神経症状を引き起こし、平衡感覚に異常をきたすことから、うまくバランスが取れなくなり首をかしげる仕草をすることがあります。
また脳に腫瘍が出来てしまった際は、同様の首をかしげる仕草や、ふらついたりグルグルと一定方向に歩くなどの通常とは異なる行動をします。そのため愛犬の様子に違和感を感じた際は、すぐに動物病院に連れて行くようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬が首をかしげる心理の例として、
- 興味がある言葉を聞いたから反応している
- 音に反応している
- 病気で反応している
の3つをご紹介しました。
このようにワンちゃんは、何らかの反応をする際に首をかしげるということがわかりました。ワンちゃんの首をかしげる姿というのはとても可愛いらしいことですが中には命に関わる危険が含まれている可能性もあるということも同様にわかりました。
そのため、普段にこの可愛らしい姿をしたのであればその様子を見て癒されてください。突然するようになって体調も悪そうにしているのであれば病院に連れて行くなどの柔軟な対応をするようにしてくださいね。