犬にとってストレスな『絶対NG行為』7選

犬にとってストレスな『絶対NG行為』7選

人と犬という異なる動物種が一緒に暮らす場合、感覚も思考もかなり異なる両者がお互いを完全に理解し合うことはなかなか難しいのが現実です。飼い主さんがどんなに愛犬のためを思っていても、愛犬には強いストレスになってしまうこともあります。今回は、飼い主さんが行ってしまいがちで愛犬に強いストレスを与えてしまう行為をご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

気付かぬうちに愛犬の強いストレッサーになっているかも

怯える子犬

たとえ出会いはどんな形であったとしても、一緒に暮らすことになった愛犬には家族同様の愛情をたくさん注ぎ、1日でも長く健康で幸せに暮らして欲しいと願うものです。

しかし、感覚や思考がかなり異なるのが犬と人です。

飼い主さんが何気なくする行為や愛犬のために良かれと思った行為が愛犬には強いストレスとなり、それがきっかけで精神状態を不安定にさせ、問題行動に繋がる場合も少なくありません。

犬にはどのようなことがストレスになるのかを知っていれば、そういう事態を引き起こさずにすみます。

そこで今回は、飼い主さんが悪気なく行ってしまいがちな、愛犬に強いストレスを与える行為をご紹介します。

悪気がなくても愛犬に強いストレスを与える飼い主の行為

1.必要以上に長い「マテ」

食事を待つ犬達

愛犬への基本的なしつけには、「アイコンタクト」を取れるようにする、「人に触られる」ことに慣らす、「トイレ」で排泄できるようにするなどがあります。

その中の一つに、食事は「飼い主の許可」を得てから食べるというものもあります。

食事の入ったボウルの前に愛犬を座らせ、「ヨシ」という掛け声をかけるまで食べさせないようにしつけておられる飼い主さんも多いでしょう。

この時にやってはいけないのが、必要以上に待たせることです。

オスワリをさせた愛犬の前にボウルを置いて名前を呼び、意識が飼い主さんの方に向いてアイコンタクトが取れたら、そこで食べさせましょう。

2.一回が長すぎるお手入れ

犬の歯磨き

ブラッシング、シャンプー、歯磨き、爪切りなど、日々または定期的に行わなければならないお手入れはたくさんあります。

どんなに飼い主さんを信頼している犬でも、苦手なお手入れはあるでしょう。

そこで飼い主さんは、愛犬のために嫌いなお手入れをまとめて一回で済ませようとされてはいませんか。

しかし嫌いなことが一回で済むとはいえ、その一回にとても時間がかかってしまいます。嫌がっているのに抑えてやろうとするとさらにストレスがかかります。

お手入れは分割し、時間を短く切り上げる方がストレスが軽くなります。

3.嫌いなことを無理強い

犬同士の挨拶

犬が人の社会の中で暮らしていくためには、社会のルールを覚え、人や他の犬への社交性を身につける必要があります。

しかし、愛犬を家に迎え入れるまでの環境や個々の犬の性格などにより、どうしても他者を受け入れることに怖気づいてしまう犬もいます。

そういった性格の子には無理強いをせず、時間をかけてゆっくりと、少しずつ慣らしていくようにしましょう。

4.しつこく構いすぎ

どんなに飼い主さんのことが大好きで甘えん坊な犬でも、飼い主さんがあまりにもしつこいと、それがストレスになります。人の場合も、あまりうるさく付きまとわれると一人きりになりたくなるのと同じです。

飼い主さんに時間の余裕ができ、今なら思い切り遊んであげられるという場合も、愛犬の様子をよく観察し、愛犬の状況に合わせるように心掛けてあげましょう。

5.愛犬からのお願いにはいつも拒否ばかり

寂しそうな犬

しつこく構いすぎるのも強いストレスですが、愛犬が飼い主さんを遊びに誘っても、いつも無視や拒否ばかりされてしまうのも強いストレスです。

飼い主さんにも事情があって拒否するのだと思いますが、その際も「今は構ってあげられない」ことを簡潔に説明し、その代わり時間のある時にはたっぷりと、しかししつこくならない程度に構ってあげるようにしてあげましょう。

6.長すぎるお説教

説教される犬

ときどき、愛犬に対してくどくどと長時間お説教をしている飼い主さんを見かけます。

飼い主さんは愛犬に理解してもらおうと一所懸命なのですが、残念ながら犬には人の言葉を言葉として理解する能力はありません。

ただし、飼い主さんの声のトーンや仕草、表情などから怒られているということはしっかりと理解できます。

そのため、飼い主さんが延々とお説教を続けると、愛犬はどんどん不安になり、恐怖感を覚えるようになってしまいます。

しつけ等のために愛犬を叱る場合には、「ダメ」とか「NO!」などのような簡潔で分かりやすい言葉を使い、短時間で切り上げるようにしてください。

7.一貫性のない言動

困惑する犬

長すぎるお説教と同様に、一貫性のない言動も愛犬を混乱させます。

例えば、犬は全く同じ行動をしているのに昨日は何も言われず、今日は怒られ、別の日には褒められたなどと飼い主さんの言動に一貫性がないと、愛犬は何をルールとして行動すればよいのかが分からなくなります。

一緒に暮らす上でのルールをきちんと定め、一貫性を持った態度で愛犬に接するように心掛けましょう。

まとめ

信頼関係

飼い主さんが普段何気なくとっている言動が、愛犬に強いストレスを与えているかもしれません。

どういった言動が愛犬に強いストレスを与えるのかを知り、愛犬に無用なストレスを与えないようにしましょう。

犬も人と同様に、ストレスが蓄積すれば精神状態が不安定になり、病気や問題行動につながります。

どうか犬の習性をよく理解し、愛犬の立場に立って考え、行動できるようになってあげましょう。

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