実は犬はたくさん寝る動物
犬は活動的で活発なイメージが強いですが、実は睡眠時間を長くとる動物です。犬の必要睡眠時間は、成犬は12~15時間、子犬やシニア犬は18時間ほどとなります。そのため、夜になかなか寝てくれないからといって放置するのではなく、夜はしっかりと睡眠時間をとらせてあげなければならないのです。
犬に夜更かしはNG!寝かしつけるポイントと方法をご紹介
ここでは犬を寝かせつけるポイントと方法をご紹介します。
1.寝かしつける方法①昼間に適度な運動をさせる
犬は体を動かさないとストレスが溜まりやすい動物です。例えば散歩に行けない、思いっきり走り回れない、飼い主さんと遊べないなど。
とくに運動好きな犬にみられ、夜になっても「まだ寝たくない」「遊び足りない」と興奮して寝ることができないのかもしれません。このような原因の場合は、昼間に適度な運動をさせてみましょう。
犬も人間と同じように運動をすると疲労を感じ、疲労を感じればゆっくり休みたくなり、眠くなります。そのため毎日の散歩は欠かさないこと、また忙しかったり雨の日などで外に出かけることができない日は、家の中でボールを投げたりヒモの引っ張り合いなどで遊ぶと良いでしょう。
そうすることで適度な疲労感と満足感が得られ、夜になってご飯を食べたあとに眠くなってきます。
2.寝かしつける方法②安心、安全な寝床を作る
犬に「寝床=安心、安全な場所」と認識してもらうことが大切になります。普段家の中でフリーで過ごしている中でも、犬が「少し休みたいな」「寝たいな」というときにいつでも休める寝床を作ってあげましょう。
犬にとっての安心、安全な寝床は、
- いつでも休める寝床があるという安心感がある
- 寝るための決まった場所がある
- 直射日光が当たらないよう、窓際にケージを置かない
- エアコンの風やヒーターの熱が直接当たらないようにする
- 寝床のクッションやブランケットは常に清潔にする
などが挙げられます。
3.寝かしつける方法③飼い主さんも同じ時間に休む
飼い主さんも夜に落ち着いて休むことで、犬も休んでくれます。犬は飼い主さんの行動や感情をよく観察しているため、飼い主さんが夜中まで起きていたり、バタバタと作業していたり、テレビを見ていたりなどで寝る素振りがないと、犬は「まだ遊んでくれるかも」と期待してしまいます。
犬に快適な睡眠をとってもらうためには、飼い主さんも夜型の生活はなるべく控え、生活リズムを整えましょう。
しかし犬と同じ時間に寝るのがベストといっても、なかなか難しい飼い主さんも多いでしょう。その場合は、犬の寝床と飼い主さんの作業場所を別々にするのがいいかもしれません。またクレートの上に毛布を被せて視界を少し暗くすることで、眠気がくるといわれています。
4.寝かしつける方法④就寝前に興奮させない
なるべく、犬が寝る前には興奮させないようにしましょう。例えばオヤツを与えてテンションを上げたり、狩猟本能を刺激するようなオモチャで遊んだり、執拗に愛犬を撫でたりなどは犬の興奮を助長させてしまいます。
犬は動くものや音に敏感なので、飼い主さんも犬の周りを動き回ったり、大音量のテレビはオススメできません。
5.寝かしつける方法⑤音楽を聴かせる
犬も人間と同じで鳥のさえずりや海の波の音、草木が揺れる音などの自然の音を聴くことで気持ちが落ち着くといわれています。
なかなか寝てくれないときは、このようなヒーリング音楽を流すと良いでしょう。インターネットなどでさまざまなヒーリング音楽が紹介されているので、検索してみてはいかがでしょうか。
まとめ
愛犬を寝かしつけるには、安心感を与えることがとても大切になります。愛犬の睡眠について不安や心配を感じている飼い主さんは、ぜひ試してみてくださいね。