犬がくしゃみをしている時の心理
1.飲みにくいなぁ…
犬が水を飲みながらくしゃみをしている時の心理は「飲みにくいなぁ…」です。
水を飲んでいる最中に鼻に水がついてしまった時、くしゃみをすることがあります。
鼻腔が刺激されることで起こる生理現象です。お皿を使って水を飲む犬にはあまり起こりません。
ケージに取り付けられた給水ボトルなどで水を飲む時にくしゃみをする場合、飲みにくくてくしゃみをすることがあります。
犬の舌の構造で水を舐めてすくおうとすると鼻先についてしまいやすいのです。
どうしても給水ボトルが必要な時は高さや角度を変えるなどし、飲みやすい角度を探りながら取り付けてあげるとよいです。
犬にとっては基本的には水はお皿を使うのが飲みやすいです。
2.嬉しい♡早く早く!
犬がお散歩やご飯の前にくしゃみをしている時の心理は「嬉しい♡早く早く!」です。嬉しくて興奮してしまっている状態です。
落ち着かなくては!という気持ちからくしゃみをすることがあります。
飼い主が帰宅した時、甘えてスリスリしながらしきりにくしゃみをすることがあるのですが、「わざと鼻水飛ばしてるんでしょ~♡」と言ったことはありませんか?
飼い主の帰宅が嬉しくて嬉しくて大興奮し、コントロールができなくってくしゃみが出てしまうのです。
3.どっか行ってくれたらいいのに…
犬が不満そうな表情をしながらくしゃみをしている時の心理は「どっか行ってくれたらいいのに…」です。
何かに強いストレスを感じ、自律神経のバランスが乱れることでくしゃみが出ることがあります。
鼻の奥にある粘膜に異常が起きたり刺激されたりして起こる生理現象です。犬自身も心や体の調子が悪いことを分かっており、不快感でいっぱいになり、ソワソワする気持ちやムズムズする気持ちがどっか行ってくれたらいいのになと感じているのです。
鼻の奥の粘膜に異常や炎症が起きると、くしゃみだけではなく鼻水を垂らすことがあるかもしれません。
風邪をひいたのではないかと疑って病院へ連れて行くことがあれば、水っぽい鼻水なのか、ねばりのある鼻水なのか、鼻水は何色なのかなど確認し、診察の時に獣医師に伝えるようにしてください。
4.鼻が刺激されてつらい!
犬がニオイによってしきりにくしゃみをする時の心理は「鼻が刺激されてつらい!」です。
- タバコ
- 香水
- 芳香剤
- 化粧品
- マニキュア
- 除光液
- 除菌剤(アルコール)
- 香辛料
- 柑橘類
犬はこのようなニオイにはとくに敏感で、鼻の奥をツンと刺激されるような痛みを感じることがあります。
タバコはベランダや庭で吸っているから大丈夫と思っていませんか?飼い主の髪の毛や服に染みついたタバコのニオイも犬の鼻を刺激してしまいます。香水も同じです。芳香剤は香りの強いものを置かず、香りの少ないものや犬用(ペット用)を置いてあげるとよいです。無香料で消臭してくれるものであればよりよいです。愛犬のニオイや室内のニオイが気になる時は芳香剤の強い香りでごまかすのではなく、窓を開けて空気を入れ替えるようにしましょう。
5.体調が悪いんだ…
犬は鼻炎・蓄膿症・ケンネルコフ・ウイルス感染などによってくしゃみをすることがあり、体調が悪いことを訴えています。
しきりにくしゃみをすることがあっても食欲や元気があるのではあれば問題ありません。
体調が悪くてくしゃみをしている場合、他にも以下のような症状が現れているはずです。
- ご飯を食べたがらない
- お水を飲む量が減った
- 嘔吐する
- 下痢をする
- 寝床で体を丸くして眠り続けている
つらそうにしている時は早めに病院へ連れて行ってあげてください。
まとめ
犬がくしゃみをしている時の心理を5つ解説しました。
- 飲みにくいなぁ…
- 嬉しい♡早く早く!
- どっか行ってくれたらいいのに…
- 鼻が刺激されてつらい!
- 体調が悪いんだ…
くしゃみは生理現象ですが、ストレスや病気によって鼻の奥が刺激され、くしゃみが止まらなくなってしまうこともあります。
くしゃみ以外の犬の様子や症状にも注意して見てあげましょう。