有名アニメに登場する犬種
1.ビーグル
『PEANUTS』に登場する「スヌーピー」のモデルになったのは「ビーグル」という犬種です。
漫画家であるチャールズ・モンロー・シュルツ氏が13歳の頃に飼っていた雑種犬(ビーグルのミックス)がモデルであるとされています。
スヌーピーは子犬園で8頭生まれた子犬のうちの1頭で、その誕生秘話はアニメ作品にもなっています。
アニメの中では主人公であるチャーリー・ブラウンの飼い犬ですが、実はライラという女の子がペット禁止のマンションへと引っ越さなければならず、子犬園に戻された後に縁あってチャーリーの元へとやって来ます。
スヌーピーが暮らしている赤い屋根の犬小屋には、地下室に繋がる階段があるのだとか…。
2.アメリカン・コッカー・スパニエル
『わんわん物語(Disney)』に登場する「レディ」のモデルになったのは、「アメリカン・コッカー・スパニエル」という犬種です。
狩猟犬としては最も体の小さな鳥猟犬ですが、犬としては中型犬に分類されており、体重は7kg~14kgが平均です。
筋肉質でがっしりとした体格が特徴的で、狩猟犬であったことから体力もあります。
注意力や集中力に優れていることからしつけやすい犬種ですが、食欲旺盛なので運動不足になると肥満になりやすいです。
飼い主や家族に対して愛情深く、かなり甘えん坊な性格なので明るく賑やかな家庭を好みます。
お留守番ばかりの家庭では強いストレスを抱え、分離不安症などの心の病気になりやすいです。
3.ブービエ・デ・フランダース
『フランダースの犬』に登場する「パトラッシュ」のモデルになったのは、「ブービエ・デ・フランダース」という犬種です。
日本で見られるアニメでは、セントバーナードがモデルなのではないかと思わせる雰囲気ですよね。
舞台となるアントワープ聖母大聖堂はベルギーにありますが、パトラッシュの銅像があり、その銅像のモデルはブービエ・デ・フランダースです。
見た目はセントバーナードとは全く似ていませんが、牧畜犬・運搬犬・番犬・防衛犬・警察犬などとして活躍する犬種です。
4.ラフ・コリー
『名犬ラッシー』に登場する犬のモデルになったのは「ラフ・コリー」という犬種です。
『名犬ラッシー/家路(LASSIE~Come Home~)』では、「パル」という名前のオスのラフ・コリーが演じたそうです。
ショードッグや映画で活躍するようなタイプではなく、基本的なしつけができないほどやんちゃだったパルは、家族によってドッグトレーナーの元へと送られた後、ドッグトレーナーに引き取られたとされています。
名犬ラッシーの役を得たのは2度目のオーディションの時で、おそらくそれまでにドッグトレーナーと様々な訓練を行っていたのでしょう。
5.グレート・デン
アニメーション映画、『101匹わんちゃん』の主人公と言えば「ダルメシアン」という犬種ですが、他にも大活躍する犬がいることを覚えていらっしゃるでしょうか。
「ダニー」という犬のモデルになったのは「グレート・デン」という犬種で、連れ去られた子犬たちの居場所を両親犬であるポンゴとパーティタに知らせてくれた犬です。
他にも様々な犬種が登場し、「カタロニアン・シープドッグ」や「レッドボーン・クーンハウンド」といった聞き慣れない犬種もいます。
ラフ・コリーやラブラドール・レトリバー、馬や猫(アビシニアン)など、物語の中で活躍するほとんどが動物ですよね。
まとめ
有名アニメに登場する犬種を5つ解説しました。
- ビーグル
- アメリカンコッカースパニエル
- ブービエデフランダース
- ラフコリー
- グレートデン
みなさんは普段から犬が主人公のアニメや映画を観ますか?
私は感動して泣いてしまうことが恥ずかしくて、大人になってからはほとんど観ていませんでした。
しかし、今回ご紹介した5犬種が登場する作品についていろいろと調べていくうちに、改めて観てみたくなりました。
それぞれの犬種を勉強した上で鑑賞することで、もしかしたら以前とは違った見方ができるかもしれませんね。