犬が時々ピタッと止まる時の心理
1.家族が帰宅する声や音が聞こえた
外出中の家族の足音や車のエンジン音を感知してピタッと止まることがあります。
犬の聴覚では静かな環境であれば1kmほど先の足音を聞き取ることができるとされています。
車のエンジン音であればもっと遠く離れた場所にいる時から聞こえているのかもしれません。
2.気になるニオイがする
お散歩中に気になるニオイを感知してピタッと止まることがあります。
- 好きなニオイがして何かよい出来事が起こるのではないかと期待している
- 苦手なニオイがして何か嫌な出来事が起こるのではないかと警戒している
- 見知らぬニオイがして身の危険が及ぶのではないかと緊張している
苦手なニオイや見知らぬニオイである時、急にピタッと止まったかと不思議に思っていると、急にパニックになって猛ダッシュすることがあります。
愛犬から目を離すことなく、リードを握る手の力を抜くことなく、様子を見守りましょう。
3.お友達犬がこちらに向かって来ている
お友達犬の足音・ニオイ・息遣いを感知してピタッと止まることがあります。
こちらに向かって来ていることが分かり、ジッと待つことにしたのでしょう。
「あ!あっちに曲がってしまったな…」なんてことまで分かるようです。声を出して「ここにいるよ!」とアピールすることもあります。
4.苦手な人や犬がこちらに向かって来ている
苦手な人や犬の足音・ニオイ・息遣いを感知してピタッと止まることがあります。
飼い主がリードを引いて歩き出そうとしても断固拒否します。「あっちには行きたくないよ!」と言っているのでしょう。
試しに違う方向へと歩き出してみてください。こっちなら大丈夫だと逃げるように足早に歩き出すことがあります。
5.ちょっと休憩して行こう
歩き疲れてしまった時、景色を眺めたい時、まだ帰りたくない時、ピタッと止まることがあります。
「ちょっとだけ休憩して行こうよ!」と飼い主にアイコンタクトをすると思いますので見逃さないようにしましょう。
シニア犬や老犬になった時、いつもより歩くスピードが速かった時、気温が高い時など休憩することが増えます。
6.ちゃんとついて来てる?
飼い主より先を歩いていた犬が「ちゃんとついて来てる?」と確認するためにピタッと止まることがあります。ふり返って飼い主の姿を確認するのが特徴です。
ちょっと速く歩きすぎたのではないか、飼い主がつらいのではないか、気にしてしまう性格の優しい子なのかもしれません。
うちの愛犬は私の膝に鼻先をちょんっとつけて確認する癖があります。急にピタッと止まるので膝と鼻がゴツンッとぶつかってしまうこともあります。
7.手足の裏に違和感がある
ピタッと止まるついでに手足の裏を確認することがあります。ニオイを嗅いでみたり、舐めてみたりします。違和感があったり、異変を感じたりする度に確認しているのです。
地面には何が落ちているかもしれません。ずーっと地面を見て異物はないか確認しながら歩くことは難しいですよね。
目には見えにくいガラスの破片が落ちていることもありますし、地面の色と同化して見えづらい植物の棘が落ちていることもあります。
犬の嗅覚でなければ感知することができないニオイを発する汚物が落ちていることもあるでしょう。
肉球が乾燥してひび割れるなどし、歩く度に痛みを感じている可能性もあります。
まとめ
犬が時々ピタッと止まる時の心理を7つ解説しました。
- 家族が帰宅する声や音が聞こえた
- 気になるニオイがする
- お友達犬がこちらに向かって来ている
- 苦手な人や犬がこちらに向かって来ている
- ちょっと休憩して行こう
- ちゃんとついて来てる?
- 手足の裏に違和感がある
お散歩の途中で何度もピタッと止まることがある犬は、音や声やニオイに敏感な性格で、集中して歩くことができていないのかもしれません。
朝早い静かな時間帯を選んでお散歩してあげるとストレスなく快適に歩けるのではないでしょうか。