犬のウンチが散乱しないようにする対策
1.マーキングをなくすこと
犬は排泄をした後に足で蹴るような行動をすることがあります。マーキングの一種であるとされています。
- 排泄物を蹴散らすことでマーキングする
- 足裏のニオイを擦りつけることでマーキングする
この2つが主な方法です。自宅の室内でウンチをした後にも足で蹴るような行動をすることがあり、ウンチが散乱する原因になりやすいです。
室内でマーキングする理由は様々ですが、「安心感を得たい」「ストレスを発散したい」などが理由になりやすいです。
- 犬が安心して過ごせる環境へと整える
- スキンシップやコミュニケーションを増やしてストレスを発散させる
この2つが主なマーキングによるウンチの散乱を防ぐための対策です。自宅の室内で「ここは私のテリトリーだぞ!」と強く主張しなくてもよい環境へと変えてあげてください。安心して過ごせない理由が必ず隠れています。
- 香りの強い芳香剤を置かない
- お留守番中の温度と湿度は犬に合わせて調整する
お留守番する時間が長い犬の場合、外出前と外出後のスキンシップやコミュニケーションを増やしてあげるとよいです。
取り入れやすい次の2つをおすすめします。
- お散歩の時間を5分増やす
- 朝晩5分のブラッシングを習慣にする
2.トイレで遊ばせないこと
トイレの上で寝ていたり、ペットシーツを噛みちぎって遊んでいたり、排泄をすること以外にトイレを使うことはありませんか?
おしっこやウンチをする場所であることを上手く認識できていない可能性があります。
ウンチをした後のトイレで遊んでしまうと、ウンチが散乱する原因になりやすいです。
犬の手足や体も汚れてしまいますし、その度にシャンプーしてあげるのは大変ですよね。
- ベッドとトイレの間に仕切りを入れる
- ベッドとトイレは別の場所に置く
この2つが主なトイレで遊んでしまうことによるウンチの散乱を防ぐための対策です。
サークルやケージの中でお留守番させている場合、ベッドとトイレの間に仕切りを入れてみてください。
トイレ専用スペースのあるケージを使用して、再トイレトレーニングすることもおすすめします。
室内を自由に過ごせる場合、ベッドから離れた場所にトイレを置いてあげるとよいです。
トイレの位置は変えないでください。排泄をする場所であることをしっかり認識させるためです。
3.飼い主に依存させないこと
飼い主に依存することで発症する分離不安症はウンチが散乱する原因になりやすいです。
お留守番中、飼い主と離れることで不安や恐怖でいっぱいになり、ウンチに手を出してしまうのです。ウンチを散らかすことで飼い主が構ってくれるのではないかと考えているためです。
帰宅した飼い主が手足に付いたウンチを拭き取ってくれること、ウンチで汚れた体を洗ってくれることが、その犬にとってのスキンシップやコミュニケーションになっているのかもしれません。
- ウンチを散乱させる
- 常に飼い主の後をついて回る
- 物を破壊する
- わざと粗相をする
- 鳴き続ける、吠え続ける(お留守番中であると気づけません)
- 嘔吐や下痢が続いている
- ごはんを食べない、食べ残す
このような症状や行動が見られる時は「分離不安症」である可能性を考えることができます。
まとめ
犬のウンチが散乱しないようにする対策を3つ解説しました。
- マーキングをなくすこと
- トイレで遊ばせないこと
- 飼い主に依存させないこと
まずはこの4つを試してみてほしいです。
口の中のニオイを嗅いでみるなどし、食糞していないかも確認してみてください。
散乱させてしまったウンチによって自分のテリトリーや寝床が汚れてしまうことを避けるため、食べて後始末してしまうことがあります。