犬が外で歩いてくれない時の対処法
1.抱っこしてお散歩する
外で歩いてくれない時は、抱っこしてお散歩してみましょう。まだ外の世界に慣れていないのだと思います。肌に風を感じるだけでも怖いと感じてしまうことがあります。
飼い主の腕に抱かれていることで安心し、外の世界を感じてみようという意欲が生まれてきます。「いいお天気だね」「あっちに行ってみようか」など、積極的に声をかけてあげてください。
他の犬とすれ違う時は飼い主と犬と挨拶を交わしましょう。
2.ペットカートに乗せてお散歩する
抱っこしてお散歩することには慣れたけど地面を歩くのは嫌!という時は、ペットカートに乗せてお散歩してみましょう。
飼い主の腕から離れて少しだけ不安を感じるかもしれませんが、外の世界への興味は高まっているはずです。
外を自分で歩けるようになった時のことを想定して、「いつものお散歩コース」をお散歩するのがおすすめです。
いざ自分の足で歩くことになった時、見知らぬコースよりも見慣れたコースの方が安心できます。
3.歩くのを待ってみる
地面に下ろしたら、犬が自分から歩くのを待ってみましょう。「歩きたくない!」と言えば飼い主が抱っこしてくれることを分かっています。
抱っこされたくて外を歩いてくれないことがあります。まずは自分の足で50m歩かせてみましょう。
明日は100m、明後日は次の角を曲がるまで、明々後日は近所の公園までと少しずつ距離を伸ばしてみましょう。
無理にリードを引く必要はありません。「行こうか♡」と優しく声をかけながら進んでください。
4.歩くと抱っこを繰り返してみる
「歩いては止まる」を繰り返す場合には、止まったら抱っこして歩き、また地面に下ろして歩かせるのを繰り返してみてください。抱っこしてもらえたことが嬉しくて、また元気よく歩き出してくれることがあります。
歩いているうちに急に不安が襲ってきて、また抱っこをおねだりしてしまうかもしれません。抱っこした後に下ろす時は「よし!また歩いてみよう!」と明るくポジティブに声をかけてあげてください。
5.人通りや交通量の多い場所を抱っこしてお散歩する
外を歩いてくれない理由には「人が恐い」「犬が怖い」「車が怖い」などがあります。無理に歩かせると、人や犬や車とすれ違う時にパニックを起こしてしまうかもしれません。
慣れるまでの間、わざと人通りや交通量の多い場所を抱っこしてお散歩する、またはペットカートに乗せてお散歩するなど対処してみてください。
パニックを起こすと急に走り出したり暴れたりして危険です。十分な安全対策をして歩きましょう。
抱っこやペットカートでお散歩する場合も首輪・ハーネス・リードは必須です。
6.無理に歩かせないこと
外を歩いてくれないからといって、無理に歩かせる必要はありません。
無理に地面に下ろされたり、強くリードを引かれたり、引きずって歩かれたりするともっとお散歩が嫌いになってしまいます。
運動不足を心配されるのであれば、室内で可能な遊びや運動をさせてあげるとよいです。
アスファルトや土や芝生が苦手なのであれば、室内ドッグランなら元気に走り回ってくれるかもしれません。
7.お散歩仲間を作る
意外と効果的なのが、お散歩仲間を作って一緒にお散歩することです。
以前暮らしていた愛犬は、ひとりでは5分も歩いてくれませんでした。玄関先でお散歩拒否をすることもありました。
ドッグランでお友達ができ、お散歩仲間になってもらい、ほぼ毎日夕方のお散歩は自宅まで迎えに来てもらっていました。そうすると30分~40分ほど歩いてくれるんです。
他の犬が一緒に歩いてくれることで「楽しい」「嬉しい」と感じたり、その犬から刺激を受けることがあったのではないかと思います。
まとめ
犬が外で歩いてくれない時の対処法を7つ解説しました。
- 抱っこしてお散歩する
- ペットカートに乗せてお散歩する
- 歩くのを待ってみる
- 歩くと抱っこを繰り返してみる
- 人通りや交通量の多い場所を抱っこしてお散歩する
- 無理に歩かせないこと
- お散歩仲間を作る
外を歩いてくれない理由のほとんどは、人の姿や声、すれ違う犬や車や自転車、物音やニオイに不安や恐怖を感じているからです。
手足に触れるアスファルトや土や芝生の感触が苦手な場合もあります。
愛犬が外を楽しく歩いてくれる日まで、根気強く気長に付き合ってあげてください。