クレートを日常使いに!メリット3点をご紹介
夜寝るときは一緒のベッドで寝ているご家庭や、普段から室内でクレートを設置していないご家庭、クレートを使うのは動物病院へ行くときや車に乗せるときだけなど、「意外とクレートって使わないかも」というご家庭も多いでしょう。
実は、クレートは普段の生活において日常使いした方がいいアイテムの一つなんです。室内でクレートを置くメリットは3点あります。
①「いつでもくつろげる場所がある」という安心感
人間と同じように、犬にも落ち着ける場所でゆっくり休む時間が必要です。そのため、普段お家でフリーに過ごしている中でも、犬が「少し休みたいな」「寝たいな」というときにいつでも出入りできるクレート環境を作ってあげましょう。
犬は本来、広くて明るい場所よりも狭くて暗い場所を好む動物なので、クレートの中で過ごすことでリラックスでき、ストレスも解消されます。
②イタズラや粗相を防止できる
基本的に、犬をひとりでお留守番させるときはサークル内に入れることがオススメです。行動を制限することで、イタズラや粗相の習慣化を防ぎます。
しかし、いきなりサークル内で長時間のお留守番をすると不安や恐怖を感じてしまい、クレートやサークルに苦手意識を持ってしまいます。クレート自体に十分に慣れてから、まずは30分程度のお留守番から始めましょう。
③クレートに抵抗がなくなる
日常的にクレートを使うことで、クレートを「安全な場所」と認識してくれます。そのため、動物病院へ行くときや車に乗るとき、災害時に避難するときなどの緊急時に、嫌がらずにクレートに入ってくれます。
快適なクレート環境を作ろう!
犬がクレートの中で安心して過ごせるように、快適なクレート環境を作ってあげましょう。
1.クレート
クレートの中で方向転換できるギリギリのサイズが最適です。狭すぎるとストレスになり、広すぎると中で粗相をする恐れがあります。
また、クレートではなくクッション性のベッドタイプ(屋根がないもの)を使う方も多いですが、あまりオススメできません。感触がふかふかのためトイレと勘違いする犬も多く、またニオイもなかなか落とすことができません。
2.サークル
犬の成長とともに広さを調節できる連結式のものがオススメです。スペースにゆとりがあるご家庭は、サークルを大きなものにしましょう。サークルの高さは犬が飛び越えられないもの、または屋根付きのものが良いでしょう。
3.トイレトレー
トイレシートを直置きするのではなく、トイレトレーの中にセットしましょう。イタズラ防止のためにカバーが付いたもの、また犬が一周できるほどの大きさを選びます。
4.水飲み器
必ず新鮮な水を用意しましょう。とくに夏場は水の温度が上がることで菌が繁殖しやすいため、こまめに入れ替えることが大切です。
まとめ
犬は1日の大半を家の中で過ごします。そのためいつでも出入りできて「落ち着く場所」「心や体を休める場所」であるクレートは、犬が生活するうえでなくてはならないものです。愛犬がより快適に過ごせるよう、室内にクレートを設置してあげましょう。