体を触らせない
頭や体を撫でようとすると逃げたり威嚇したりして拒むのは、わんこがその人を信頼していない証拠です。「嫌なところを触るかもしれない」「撫でるふりをして危害を加えてくるかもしれない」と警戒しているのです。
人間だってよく知らない信用できない相手には触れられたくないですし、パーソナルスペースにも入ってきてほしくないですよね。わんこもそれは同じです。
お尻や背中を見せない
野生で生きる動物にとって、相手にお尻や背中を見せることは隙を見せることであり、自らの命を危険にさらす行為にもつながります。そのためわんこは信頼していない相手あるいは敵と認識している相手には、絶対に自分の背後をとらせるようなことはしません。
人間にとってはお尻を見せることは相手に失礼な行為になるため、愛犬がお尻を向けていたりお尻をくっつけてきたりすると「失礼なやつだな」「下に見られているのかな」と思ってしまうかもしれません。
ですが、お尻を向けられたということは信頼されているということですから、実際には喜ぶべきことなんです。
目線を逸らさない
わんこにジーッと目で追われているなと感じることはありませんか?もちろん「飼い主さんのことが好きすぎて常に動向を把握していたい!」という場合もあります。ですがすぐに起き上がれる体勢をとっていたり、緊張したようすでジーッと見つめている場合は逆です。
「あいつは何をするかわからないから見張っておかなければ」と警戒されていると捉えるべきでしょう。特に注意したいのは、野生動物の間では視線を合わせるという行為は戦闘モードに入った合図になるという点です。
わんこがジーッと見つめてきたときに同じようにジーッと見つめ返してしまうと、戦う意思があると誤解されてしまう可能性があるのです。思わぬ事故に発展してしまうのを防ぐためにも、信頼されているかどうかを見極める必要があります。
離れられない
あなたが家から出かけようとするとき、わんこはどんな反応をしますか?鳴いて追いすがってきますか?それとも素知らぬようすをしているでしょうか?後者の反応をされると「わたしがいなくても平気ってことなのかな」と寂しくなってしまうかもしれませんが、実はこれは喜ぶべき反応です。
わんこは飼い主さんを信頼しているほど、「出かけても飼い主さんは必ず帰ってくる」「置いていかれるはずがないから慌てる必要はない」と考えて淡白な反応をするのです。
逆に大騒ぎをして止めに来る場合は、あなたのことを信頼できず「置いていかれるかも!」と焦っているのです。もちろん単に極度の寂しがり屋さんである場合や分離不安症を発症している可能性も考えられますが、信頼度合によるケースもあるということを覚えておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?もし心当たりがあり、愛犬と信頼関係が築けていないと感じるのであれば、愛犬との関わり方をもう一度見直してみましょう。スキンシップをとること、おやつをあげること、一緒にお散歩に行くこと、そんなことの積み重ねで愛犬との信頼関係はできていきます。そしてわんこは一度信頼した相手のことを決して裏切ったりはしないのです。