犬は人の顔を覚えているの?その判断基準とは1:嗅いだことのある匂い
犬が人の顔を覚えている判断基準として、まず紹介するのが「嗅いだことのある匂い」です。
ワンちゃんは優れた嗅覚を用いて人の顔を判断することから、家族の人などは一緒にいる時間が長いため、その分匂いもたくさん嗅ぎます。
そのため、家の中に知らない人が訪ねてきて吠えるなど警戒するワンちゃんでも、入ってきた際に嗅いだことのある匂いだと感じると、警戒する状況から反転して安心して玄関にお迎えに行くことがあります。その際に目の前の人の顔を見て、知っている人であると判断します。
犬は人の顔を覚えているの?その判断基準とは2:聞いたことのある声
犬が人の顔を覚えている判断基準として、次に紹介するのが「聞いたことのある声」です。
ワンちゃんは聴覚を用いて、声から人の顔を覚えます。例えばですが、家の近くを知らない人が通ってその際に何か喋っていると、その声に反応して吠えることがあるかと思います。
警戒心の強いワンちゃんだと飼い主さんが家に帰ってきた際も吠えることがありますがその際に「ただいま」などの声を聞かせて顔を見せると安心して近くに寄って来たりします。
犬は人の顔を覚えているの?その判断基準とは3:見たことのある外見
犬が人の顔を覚えている判断基準として、最後に紹介するのが「見たことのある外見」です。
普段は散歩中などで人に寄って行かないワンちゃんが、いきなり人に寄って行く姿を見ると驚くかと思います。この行為はワンちゃんがその寄って行った人の外見が家族などの知っている人と似ていて間違えてしまった際に起こる行為です。
このように、後ろ姿や外見の雰囲気が似ているから近付くのは、ワンちゃんが見たことのある知っている人の外見と似ていると判断したからです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
犬は人の顔を覚えているの?その判断基準とはの例として、
- 嗅いだことのある匂い
- 聞いたことのある声
- 見たことのある外見
の3つを紹介しました。
このようにワンちゃんは飼い主さんを含める人間を識別する際に、優れているといわれている五感の能力を発揮するということが分かりました。
性格が臆病であったり、警戒心が強い場合であっても、家族の中で常に接している人に対していつでもワンちゃんが喜んで寄ってくるのは当たり前のことですが、そうではなくあまり遊ぶ時間がない家族や近所の顔馴染みの人であっても近くに来て、警戒する素振りがないのは、この五感によってその人のことを知っていて警戒する必要がないと判断しているからだと思います。
人懐っこい性格であると分かりづらいかもしれませんが、警戒心の強い性格のワンちゃんであると、はっきりと人のことを認識しているかどうか判断しやすいです。
愛犬の性格が判断しやすいのであれば機会がある際に人のことを認識しているかどうかを試してみると、より犬のことが分かるようになるかと思います。