犬はなぜ甘えてくるの?
1.犬が甘える理由
愛犬に甘えられるとホッコリと嬉しい気持ちになりますよね。犬が甘える理由は信頼する飼い主さんへの愛情表現でもありますが、オヤツが欲しい時や遊んでほしい時の要求で甘えることもあれば、体調不良などで不安を感じている時に救いを求めるように甘えてくることもあります。
その時の状況や愛犬の表情などで違いを察知してあげましょう。
2.甘えん坊な犬種は?
犬も個体によって性格に大きな違いがありますが、やはり犬種ごとの性格の傾向もあり「甘えん坊」と言われる犬種も存在します。比較的、日本犬はクールな性格でベタベタと甘えることを嫌う個体が多いと言われ、洋犬は甘えん坊が多いのだとか。
その中でも特に甘えん坊な犬種もいるようです。
- フレンチブルドッグ
- トイプードル
- ポメラニアン
- ヨークシャーテリア
- マルチーズ
- ボストンテリア
甘えん坊な性格の犬種は飼い主さんへの愛情表現もとても豊か。可愛らしくて癒される機会も多いですが、逆に寂しがりやな一面もあるので、長時間のお留守番などは苦手な個体が多いかもしれません。お留守番の時間が少なく、愛犬と常に一緒に過ごしたいと考えている方に向いている犬種かと思います。
犬が「甘えてる」時の行動6選
1.アゴを乗せてくる
愛犬とのリラックスタイム中に、飼い主さんの体のどこかにちょこんとアゴを乗せてくることはありませんか?飼い主さんが思わず微笑んでしまうほど可愛らしいこの仕草は甘えている時の行動です。
心理的には「撫でてほしい」や「一緒に寝てほしい」などと思っているかも。甘えているのと同時に飼い主さんを信頼している証でもあるので嬉しい行動ですね。
2.前足を乗せてくる
あご乗せ同様、飼い主さんの体に前足を乗せてくるのも甘えている時の行動。優しくちょこんと乗せてくる程度であれば可愛らしい甘え方ですが、何度もしつこく飼い主さんを叩くように乗せてくる時は「遊んでほしい!」「オヤツが欲しい」などの要求の気持ちが強いのかもしれません。
全ての要求に応えていてはワガママな気持ちが増長してしまうので、ダメな時はダメとしっかり教えてあげましょう。
3.体をすり寄せてくる
犬は色んな所に体をスリスリと擦りつけますが、飼い主さんの体にすり寄ってくることもありますよね。これも大好きな飼い主さんに甘えたいサインであり、もちろん愛情表現のひとつでもあります。
信頼できる飼い主さんと一緒に過ごせている喜びの気持ちや、たくさん遊んでもらって楽しかった時の気持ちの表れでもあるようです。
4.お腹を見せてくる
犬の代表的な甘えている時の行動のひとつが、仰向けになってお腹を見せてくる行為。この時、体をクネクネとさせていたら「お腹撫でて」と甘えているサインです。犬のお腹は急所のひとつ。確実に信頼している相手にしか見せない行動なので、撫でてほしいと甘えてきた時は優しく撫でてあげましょうね。
5.顔を舐めてくる
犬と暮らしている方であれば恐らく一日一回は愛犬に顔をペロペロされているかと思います。特に口元を舐めようとすることが多いと思いますが、これは犬の祖先といわれるオオカミが母親からご飯を貰うためにしていたサインです。
またオオカミは愛情の気持ちを表すときにも相手の口元を舐めるという習性があるのだとか。
私たち飼い主は愛犬の親犬のような存在です。愛犬が顔を舐めてくる時はまるで母犬に甘えるような気持ちで舐めているのかもしれません。また信頼できる飼い主さんの口元を舐めることで、気持ちを落ち着かせるリラックス効果もあるようです。
6.甘噛み
主に子犬の頃のよく見られる甘噛みも甘えている時の行動。遊んでほしい、構ってほしいという気持ちの表れでもあります。子犬であれば噛まれてもあまり痛みもなく可愛いさから、ついつい容認してしまいがちになるのが甘噛みです。
しかし、可愛い子犬の甘噛みも許し続けてしまうのは良くありません。攻撃の意味はなくても誤って怪我や事故に繋がる恐れがあります。また、成犬になってからも噛み癖が抜けなくなる可能性が高いので、子犬のうちに「噛んではいけない」ということをしっかりと教えてあげましょう。
まとめ
愛犬が甘えている時の行動はどれも可愛らしいものばかりで飼い主さんも嬉しくなってしまいますよね。要求のために甘えた行動をとっている時は甘やかしすぎず、ダメなものはダメとちゃんと教えてあげましょう。それ以外は愛犬と甘いひと時を楽しんでください♡