犬がイライラしてしまう飼い主の行為
1.忙しそうにする
忙しそうにする飼い主の行為が犬をイライラさせてしまうことがあります。
- 洗濯物を抱えて行ったり来たり
- 仕事でパソコンに集中している
- 料理をしている
- 家中に掃除機をかけている
- 花壇や芝生など庭のお手入れをしている
- 赤ちゃんのお世話をしている
- 子供の宿題や勉強を見ている
日常的に行われている行為ですが、犬にとっては苦痛の時間です。
大好きな飼い主を何かに奪われてしまい、無視されているような寂しい気持ちになってしまうのです。
忙しくしている時も一声かけてあげてください。お利口さんに待っている時は「えらいね」と褒めてあげたり、「もう少し待ってね」と言ってあげたり、愛犬の様子にも気をかけてあげてください。
2.不機嫌そうにする
不機嫌そうにする飼い主の行為が犬をイライラさせてしまうことがあります。
- 物を叩きつけて大きな音を立てる
- 愛犬を無視する
- 様子をうかがいに来た愛犬を「あっちに行って!」と大きな声で追い払う
- お散歩に行かない
- 寝てばかりいる
飼い主のイライラした感情は犬にも伝わります。
距離をおいたり他の部屋に移動したりすることがありますが、それでも犬は落ち着いて過ごすことができなくなってしまいます。
機嫌が悪いからといって、いつもと違う行為をすると犬はどうしたらいいのか分からず、自分までイライラしてしまうことがあります。
ストレス発散のために愛犬とお散歩に出かけてみましょう。いつもより少し大股で早歩きをしてみてください。15分~20分ほど歩いてみましょう。
家を出るまでは面倒に感じるかもしれませんが、帰宅した時には体も心もすっきりとしているはずです。
3.いきなり叱る・いきなり怒る
いきなり叱る・いきなり怒る飼い主の行為が犬をイライラさせてしまうことがあります。
- 何でここでおしっこしたの!
- トイレはここだって何度も言ってるでしょ!
- 何でソファーをホリホリしたの!
- どうしてママのスリッパで遊んだの!
- お水こぼして床がびしょ濡れじゃない!
悪いことを叱ったり正したりすることは必要ですが、事後では犬は理解することができません。最中や直後に教えてあげなければなりません。
ラグやマットに粗相をしている最中や直後に「ここではダメ」と叱るのは○です。お留守番中の粗相を「何でここで!」と叱るのは×です。
理解できないまま叱られたり怒られたりすると犬だって「何でなの!?」とイライラしてしまいます。理解できないことを叱ったり怒ったりしても同じように繰り返すばかりです。
イタズラや悪さやよくない行為は最中や直後に犬が理解できるように注意してあげてください。
イライラしている時の犬の態度や仕草
手足やしっぽを噛む
イライラしている時、自分の手足やしっぽを噛むことがあります。
噛み続けることで炎症が起きたり、傷になって出血したりすることがあります。
自傷行為がエスカレートし、手足やしっぽの先を失ってしまう犬もいます。
しきりにあくびをする
イライラした気持ちを落ち着かせるために、しきりにあくびをすることがあります。
自分の気持ちだけではなく、飼い主のイライラした気持ちを落ち着かせてあげたいという時の仕草でもあります。
無視する
飼い主の行為に対してイライラしている時、無視することがあります。飼い主がその行為をやめてくれるまで「構ってあげるもんか!」と思っているのでしょう。
呼びかけを無視することはありますが、飼い主の様子が気になって耳をよく動かしているはずです。音を聞き分けることで確認しているのです。
まとめ
犬がイライラしてしまう飼い主の行為を3つ解説しました。
- 忙しそうにする
- 不機嫌そうにする
- いきなり叱るいきなり怒る
イライラしている時、甘やかしたり構ったりしてほしい犬もいます。構わずに放っておいてほしい犬もいます。
ストレス発散のためにお散歩や運動に連れて行ってほしい犬もいます。
飼い主の行為のせいでイライラさせてしまった時は、愛犬がどのようにストレスを発散させたいと感じているのか読み取ってみましょう。