最近は『室内飼い』が主流!オススメな理由とは?
近年、犬を飼うご家庭では室内で飼育する家が増えています。室内飼いは様々なリスクを回避することができる上、日本の環境下では室内飼いのメリットは多いと言われています。では、具体的に室内飼いが良い理由は何なのでしょうか。
1.室温管理をしやすい
大きなメリットとして、犬が過ごす環境下の温度調節がしやすい点が挙げられます。屋外では、暑さや寒さを凌ぐために毛布や犬小屋で体温調節するしかありませんが、室内であればエアコンや暖房器具などを活用することができるからです。
特に、日本は気温や気候の変化が激しい国です。そのため、屋外で飼育するのは犬にとっても非常に辛いと言われています。
2.犬の健康にいち早く気づけるタイミングが多い
室内飼いをすることで、犬と飼い主が一緒にいる時間が必然的に増えます。すると、毎日長時間愛犬と過ごすことで、日頃からちょっとした変化にも飼い主が気づくことができるようになります。
また、一緒にいる時間が長いとコミュニケーションをとっている間に体の変化に気づけたり、老化サインに気づくきっかけを得たりすることもあるため、年齢に応じた環境を整えやすい点もメリットです。
3.外的環境に左右されず落ち着いて過ごせる
屋外で飼育していると、外的環境の影響を直接受けてしまうことが多いです。例えば、他の犬や人の声や足音を聞き取ったり、犬にとって苦手な音を聞く機会も増えます。すると、常に警戒していなければいけないため、気が休まる時間が減ってしまいます。
室内飼いすることで、こうした外的環境によるストレスから守ることができるため、犬が落ち着いて過ごせる環境を用意してあげることができます。ストレスも軽減できるので、心身ともに健康を維持しやすいというメリットが挙げられます。
4.飼い主とのコミュニケーション時間が増える
犬にとって室内飼いすることで、飼い主とのコミュニケーション時間が増えるのはとても喜ばしいことです。一緒にいる時間が増えるほど飼い主への信頼感や絆が深まり、お互いに愛情を抱きやすい傾向にあります。
しかし、あまりにも依存してしまうと分離不安を引き起こす恐れがあるので、室内飼いする際は分離不安に気をつけて、程よい距離感で接することを心がける必要があります。
5.脱走のリスクが減る
「うちの子はお利口だから」と思っていても、ちょっとした刺激によって興奮してしまい、脱走してしまう屋外犬は少なくありません。まれなケースですが、外につないでいる犬が盗まれてしまうこともあります。
対して、室内飼いすることで無理に玄関や窓を開けて脱走する犬はほとんどいないため、脱走リスクが減ります。脱走してしまうと事故に遭って怪我をしたり、最悪の場合、死に至る危険性もあるため、脱走リスクの軽減は非常に重要です。
犬を室外で飼うと起こり得るリスクとは
犬を屋外で飼うことが必ずしもダメということではありません。しかし、海外では犬を屋外で飼うことを禁止している国もあるほど、犬にとって屋外飼育はいくつものリスクを持っています。
犬を屋外で飼うことで、以下のようなリスクが考えられます。
- 夏の暑さや冬の寒さに対応しきれない
- 室内飼いよりも体調変化に気付きにくい
- 外の音や匂いに影響されて気が休まらない
- 家族が全員中にいるため寂しさを感じる
- 糞尿や鳴き声によって近所迷惑になる可能性
- 伝染病や寄生虫による感染症を患いやすい
- 脱走のリスクが高まる
必ずしもこのようなリスクが起こるというわけではありませんが、特に日本は気候変動が激しいため体温調節がしにくく、熱中症になったり風邪を引きやすくなったりといったリスクが高まります。
もしも室内での飼育が難しいという場合は、こうしたリスクを極力無くせるように様々な工夫を施してあげてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。一昔前は屋外で飼育することが主流でしたが、今は様々な理由から室内飼いが推奨されています。現在屋外で飼育しているというご家庭は様々な事情があると思いますが、この機会にぜひ室内外を検討してみてはいかがでしょう。