犬が寝ながらシッポを振る時の心理
1.嬉しい♡!
犬が寝ながらシッポを振るのは、浅い睡眠の時に嬉しい内容の夢を見ているのではないかと考えられます。
シッポを振って喜ぶほど愛犬が好きな言葉をイメージしてみてください。
- お散歩に行こう!
- おやつ食べる?
- お出かけするよ~
夢の中で飼い主から嬉しい出来事が起こる言葉をかけてもらっているのでしょう。
2.まだ起きてるよ
犬が寝ながらシッポを振る時、実はまだ起きているのではないかと考えられます。飼い主の言葉に反応してシッポを振っているのです。
「○○ちゃん?寝てるの?」と声をかけるとシッポを振って答えることがあります。
3.甘えたい
犬が寝ながらシッポを振るのは、飼い主に甘えたい気持ちが強いのではないかと考えられます。スキンシップやコミュニケーションは足りていますか?
普段、飼い主に甘えることを我慢しているため、夢の中で飼い主との楽しい時間を過ごしているのかもしれません。
4.満足した♡
犬が寝ながらシッポを振るのは、満足したという気持ちを表現しているのではないかと考えられます。お散歩やご飯の後、眠くてウトウトしている時に見られます。
満足して嬉しい気持ちを飼い主に伝えたくてシッポを振るのですが、どうしても眠気には勝てないのです。
犬が寝ながらシッポを振る時の対処法
放っておくのが一番!
基本的には声をかけたり体に触れたりすることなく、刺激を与えないために放っておくのが一番よいです。
嬉しい楽しい夢を見ているのではあれば起こしたくないですよね。
しばらく見守る
寝ながらシッポを振っている時、声を発したりうなされたりしている様子が見られることがあります。しばらく様子を見守ってみましょう。夢の中で会話をしているのかもしれません。
自分の声に驚いたのか、ハッ!として目を覚ますことがあります。
声をかけてもよいかもしれません…
寝ながらシッポを振るだけではなく、手足をバタバタとさせたり、走るような動きをすることがあります。
何事も起こらなければよいのですが、急に起き上がった犬が意識朦朧と走り出してしまうことがあるようです。
家具の角で頭を打ってしまったり、転倒してしまったり、壁に激突してしまうなどの恐れがあります。
あまりにも体をバタつかせる時は声をかけて起こしてあげてもよいかもしれません。
犬が寝ながらシッポを振る時に注意したいこと
寝ている間に体や心のメンテナンスが行われますが、何らかの原因によって障害が起き、しっかり眠れていない可能性があります。
浅く眠ることしかできない日が続き、体や心に異常が起きることでシッポを振っているかもしれないということです。
睡眠の質が悪くなる
浅い睡眠だからといって、全く寝ていないということではありません。あまり睡眠の質がよいとは言えない状態です。体や心の状態に影響を及ぼす可能性があります。
- ごはんの食いつきが悪い(食欲不振)
- 食べ残すことが増えた(食欲不振)
- 急に吠えるようになった(情緒不安定)
- お散歩の時つらそうに歩く(筋肉や関節の痛み)
- 立ったままボーッとしていることがある(無気力)
- うんちが緩い(下痢をする)
- 皮膚を痒がる(皮膚病)
- 赤黒い耳垢が出る(外耳炎)
睡眠の質が低下すると免疫力も低下しますし、体調不調や病気に繋がりやすくなります。
睡眠の質が低下する原因
暮らす環境に問題があり、落ち着いて安心して眠ることができないのかもしれません。
お留守番している時間が長すぎたり、スキンシップやコミュニケーションが足りていなかったりなど、飼い主との関係性によってストレスをため込んでいる可能性も考えられます。
まとめ
犬が寝ながらシッポを振る時の心理を4つ解説しました。
- 嬉しい♡!
- まだ起きてるよ
- 甘えたい
- 満足した♡
基本的にはポジティブな心理によって寝ながらシッポを振ることがほとんどです。
ネガティブな気持ちであったり、睡眠障害によって体や心に不調が起きていたりすることも考えられます。
子犬の場合は遊びすぎや(体力の使いすぎ)、成犬の場合はストレス、老犬の場合は認知症(痴呆症)なども考えられます。
愛犬の寝ている様子を見て「最近おかしいな…」と感じた時は獣医師にご相談くださいね。