愛犬を気遣いたい!犬にとって『危険な床』4選

愛犬を気遣いたい!犬にとって『危険な床』4選

あまり意識していない飼い主さんもいるかもしれませんが、室内で暮らす犬の体にとって、床の質はとても重要なポイントです。ここでは、犬にとって危険な床について解説します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.フローリング

フローリングを歩く子犬

近年建てられている住宅の多くには、床材として「フローリング」が使用されています。

フローリングは掃除がしやすく管理が楽であるだけでなく、見た目もナチュラさやおしゃれさが感じられるため人気を集めています。

犬を飼っている家庭でも、汚れが拭き取りやすいことや抜け毛を片付けやすいことなどでメリットを感じることも多いと思います。

しかし、汚れが残りにくいということは、その分表面がなめらかで滑りやすいということでもあります。そのため、犬が歩く時にも滑ってしまうことがあります。

家の中で走ったり遊んだり、ジャンプをしたりすると転んだり、滑って壁や家具などに激突することもあるので気をつけなければなりません。

あからさまに滑って転ぶようなことがなくても、滑らないように常に力を入れていると関節に負担がかかってしまいます。

また、「膝蓋骨脱臼」や「股関節形成不全」、「椎間板ヘルニア」などの関節に関わる疾患を抱えている場合には、滑りやすい床で生活していると症状が悪化しやすいとされています。

特に、年齢を重ねて筋力が低下して関節を支えられなくなると、さらに滑りやすくなるので注意しましょう。

2.大理石

大理石の床

ホテルやビル、マンションのロビーの床材として使われることの多い「大理石」は、マーブル柄が美しく高級感が感じられます。

また、水や汚れに強く、傷もつきにくいため、一般家庭でもキッチンや洗面所、玄関などに取り入れられることがあります。

冷たくひんやりとしているので、床に寝そべる犬たちにとっても夏の暑い時期には心地よさを感じるでしょう。

しかし、大理石はフローリングなどよりもさらに硬くクッション性がないので、犬が走ったりジャンプをしたりすると関節に大きな負担がかかります。

転んだ時に体に受ける衝撃も大きいため、頭を打つことなどがないように注意しなければなりません。

他にも、天然大理石に似せて作られた大理石調の床材やシートもあります。こちらは天然大理石ほどの硬度はありませんが、表面のなめらかさや質感はよく似ているため、滑りやすいという特徴は同じです。

3.畳

畳に伏せるMダックス

フローリングが多く取り入れられている近年の住宅でも、和室や室内の一部に「畳」を使ったフロアが設けられていることも少なくありません。

クッション性があるので横になって休んだり、ゆっくり座ったりしやすいので、日本では長年愛され続けている床材です。また、い草の香りで安心感を感じる人も多いでしょう。

柔らかくて一見犬の体にも優しそうな畳ですが、畳の目の方向によってはとても滑りやすいという特徴があります。

そしてその反対方向の目に沿って歩くと、今度は爪が引っかかって転ぶこともあります。

4.段差が多い

階段下の子犬

床の材質ではありませんが、犬を飼育する室内環境として気をつけておきたいのが「段差」です。

四つ足で歩く犬にとって、段差を多く利用していると降りる時に前足や腰に大きな負担がかかりやすいとされています。

特に、床が滑りやすい場所での段差は、着地した時に転んだり関節や靭帯を痛める恐れがあるので大変危険です。

段差を全てなくすことはできませんが、大きな段差や階段は犬が自由に使えないようにゲートで仕切って入れないようにしたり、階段には滑り止めシートを張るようにしたりと工夫しましょう。

まとめ

床でボール遊びする犬

近年多くの犬が室内で暮らすようになっています。しかし、人間にとって暮らしやすい環境が、犬にとってもそのまま暮らしやすいとは限りません。

特に、床材の質は犬の足腰の健康に大きな影響を与えます。

そのため、犬と生活する家では滑りにくい床材を選んだり、カーペットやクッションフロアなどを利用したりと工夫してあげるようにしてください。

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