あなたの家は大丈夫?犬の寝床に『絶対NGな場所』5選
皆さんは愛犬の寝床をどのような場所に設置していますか。元来、犬は警戒心の強い動物です。また、環境に敏感な動物でもあるので適していない場所に設置してしまうと、なかなか安眠できません。ここでは犬の寝床に絶対NGな場所を紹介します。
1.部屋の中央
犬のベッドを部屋の中央に置いていませんか。犬は警戒心の強い動物なので、壁などがなく守られていない方向に神経を向ける習性があります。
したがって、自分の身を守るような遮る物のない部屋の中央にベッドを置いてしまうと、眠りたくても四方八方に警戒しなければいけないため、なかなか安眠できません。
2.直射日光が当たる場所
よく「日向ぼっこも兼ねて」と窓際にベッドを設置する飼い主さんを見かけますが、直射日光の当たる場所は絶対に避けてください。特に夏場は熱中症のリスクが高まるので危険です。
直射日光が当たる場所にベッドを設置してしまうと、前述したように直接日光が当たることで体温調節がしにくくなり、熱中症や熱射病になってしまう恐れがあります。
冬場の日向はポカポカして暖かいのですが、カーテンを半分閉めるなどして逃げ場所を作っておきましょう。
また、日差しが差し込むことで眩しくて眠れないといった状態に陥る犬も多いので、直射日光が当たる場所は避けましょう。
3.家族の姿が見えない離れた場所
犬は仲間意識が強い動物なので、家族の姿が見えない場所にベッドを設置してしまうと安心して眠れなくなる傾向が強いです。
「眠りたいけれど、別の部屋で家族が集まっている。自分も行きたい」「あっちにいる飼い主さんの様子が見えないから不安」と言うように、眠りたくても不安から眠れなくなる傾向があります。
なるべく家族の姿が見える位置にベッドを置き、「一緒にいるから大丈夫」と安心させてあげましょう。
4.道路に面した窓際
道路に面した窓際にベッドを設置してしまうと、窓越しに外の様子がダイレクトに伝わってきてしまいます。特に犬は嗅覚と聴覚が優れているので、小さな音もキャッチして警戒心を煽ってしまうのです。
外を歩く人の足音、犬の息遣い、車の音、遠くから聞こえる踏切の音…さまざまな音をキャッチしてしまうため、気になって眠れなくなることがあります。したがって、道路に面した窓際は避けるようにしましょう。
5.人の行き来が激しい場所
リビングのドアやキッチンの入り口など、人の行き来が激しい場所も極力避けてください。人の行き来が激しい場所に設置してしまうと、本能的に通る人に視線や注意を向けてしまうため、なかなか就寝できません。
他にもテレビの騒音が伝わってくるテレビの隣なども犬にとっては眠りにくい場所に当てはまることが多いので、極力避けたほうが安眠につながりやすいでしょう。
犬に安眠してもらうために寝床環境で押さえておくべきポイントは?
上記で紹介したように、寝床が適していない環境では犬も安眠できません。では、犬に安眠してもらうために、どのような寝床環境を選ぶべきなのでしょうか。以下に寝床を設置する際に押さえておくべきポイントを列挙しているので、ぜひ参考にしてください。
- 室温調節ができる部屋を選ぶ
- 直射日光の当たらない場所
- 外の音や匂いを感知しにくい場所
- なるべく周囲が囲まれている環境を作る
- 気が散るような騒音や行き来のある場所は避ける
- 家族の姿が見える場所
- トイレの近くは避ける
全ての条件に当てはまる場所はなかなか難しいので、これらのポイントをなるべく押さえた場所を選ぶようにすると良いでしょう。
しかし、中でも『直射日光の当たらない場所』『室温調節ができる部屋』の2点は必ず取り入れてください。季節によっては健康被害を生んでしまう可能性があるため、体温調節が行いやすい場所を選びましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬は警戒心の強い動物なので、安心して眠れる環境にベッドを置いてあげる必要があります。今回紹介したNGな場所と押さえておくべきポイントを参考に、お家の中で最も適した場所を選んであげてくださいね!