犬が何かを警戒している時によくする行動
1.隙間に顔を突っ込んで見る
犬が何かに警戒している時、隙間に顔を突っ込んで見ることがあります。
塀やベランダの狭い隙間から見たり、少し開けられた窓の隙間から見たりなど、何としてでも正体を見てやるぞ!という気持ちがあります。
いざとなったら立ち向かうことができる勇敢な性格の犬なのでしょう。家の外から人の話し声や犬の鳴き声や物音が聞こえて警戒している時によくする行動です。
2.背筋を伸ばして立ち上がって見る
犬が何かに警戒している時、背筋をうんと伸ばして立ち上がって見ることがあります。
歩いていると犬の鳴き声が聞こえてきて、目を向けてみると窓に手をついて立ち上がっている犬を見かけたことはありませんか?
こちらを向いて激しく吠える時は、「ああ、私に警戒して吠えているんだな」と感じますよね。
背筋をうんと伸ばして立ち上がるのには、もっとよく見たい!という気持ちがあります。見知らぬ人の足音に警戒している時によくする行動です。
3.耳を立てて集中する
犬が何かに警戒している時、耳をピンッと立てて集中することがあります。
身動きすることなくジッと集中したり、部屋を少しずつ移動したり、家中を歩き回って正体を探すような行動をすることもあります。
耳を立てるのは音に集中するためで、何の音なのか、どこから聞こえてきているのか、身の危険はないのかなど情報を得ているところです。
聞き慣れない音に警戒している時によくする行動です。
4.目を見開いてキョロキョロさせる
犬が何かに警戒している時、目をギョッと見開いてキョロキョロさせることがあります。
ちょっぴりビビリな犬であると、飼い主のそばを離れなくなったり、ケージの中に入って身を隠したり、しっぽが下がった状態で立ち尽くしていたりします。
目をキョロキョロさせるのは、得体の知れない何者かがどこから来るか分からず不安だからなのでしょう。警戒する正体が近づいて来ている時によくする行動です。
5.呼吸が荒くなる
犬が何かに警戒している時、呼吸が荒くなることがあります。緊張や不安の気持ちが高まっているからです。
例えば、人間には聞こえないほど遠く離れたところで雷が鳴っている時、ソワソワと落ち着きがなくなり、呼吸が荒くなることでヨダレも多くなります。
嫌なことや怖いことを経験した時の出来事が思い出されるような声や音がした時のよくする行動です。
6.ジッと見つめた後に猛ダッシュで逃げる
犬が何かに警戒している時、ジッと見つめた後に猛ダッシュで逃げることがあります。これは飼い主に警戒している時によくする行動です。
爪切りをしようとしている、シャンプーをしようとしている、ブラッシングをしようとしているなど、これから起こる嫌な出来事を察知して警戒しているのです。
ジッと見つめることで飼い主の行動を観察し、自分の身によくないことが起こると分かると猛ダッシュで逃げるのです。
7.確認しながら吠える
犬が何かに警戒している時、確認しながら吠えることがあります。
耳をピンッと立てて音を聞き、少し吠えてはまた黙って音を聞く、を繰り返します。
吠えながら玄関に行っては黙って音を聞き、吠えながら窓の外を見つめては黙って音を聞き、威嚇しつつも音の正体を掴みたい時によくする行動です。
あっちへ行って吠えたりこっちへ行って吠えたり、今日はやけに忙しいなぁ…と思わず笑ってしまいますよね。
まとめ
犬が何かを警戒している時によくする行動を7つ解説しました。
- 隙間に顔を突っ込んで見る
- 背筋を伸ばして立ち上がって見る
- 耳を立てて集中する
- 目を見開いてキョロキョロさせる
- 呼吸が荒くなる
- ジッと見つめた後に猛ダッシュで逃げる
- 確認しながら吠える
愛犬が警戒している時、飼い主は冷静に対応するとよいです。
飼い主の緊張や不安は犬にも伝わり、犬が警戒心を強めてしまうきっかけにもなってしまうからです。
飼い主が落ち着いて堂々としていると、犬も緊張や不安を和らげることができ、恐怖やストレスになりにくいです。