犬が興味ない人にしている態度
1.近づかない
犬は興味のない人には近づこうとしません。犬の方から近づいて来てくれない時は、あなたに対して無関心であるということです。
ほんの少しでも興味があれば犬の方から近づいて来て、においを嗅ごうとします。においを嗅ぐことで、その人がどういう人なのか情報を得たいからです。
興味のない人の情報は得る必要性がないため、においを嗅ぐこともなければ近づくこともないのです。
2.見ない
犬は興味のない人を見ようとしません。声を発したり物音を立てたりするとチラッと見てくれることがありますが、それは声や音に反応しただけです。あなたに興味を持って見てくれたというわけではありません。
遠くからジッと見つめていることがあるかもしれませんが、それは興味があるから見ているわけではありません。
あなたに対して警戒し、いざという時は逃げたり攻撃したりできるよう見張っているのです。
3.喜ばない
犬は興味のない人に撫でてもらっても喜びません。基本的に犬は頭や体を撫でてもらうことが好きで、優しくマッサージをするように撫でてあげると喜びます。自分から「撫でて♡」とお腹を出して寝転ぶことがあります。
興味のない人から撫でられている時の犬は無表情です。怒ることも威嚇することも拒否することもないかもしれませんが、興味のない人であるため喜びの表現をする必要性がないのです。
興味のない人に撫でられても気持ち良いと感じることがないため喜ばないのです。
4.遊ばない
犬は興味のない人とは遊びません。気に入っているおもちゃを見せて遊びに誘っても反応しません。犬が自分から遊びに誘ってくることもありません。
遊び好きなはずの犬が反応を示さないほど無関心な人なのでしょう。
5.お散歩に行きたがらない
犬は興味のない人とはお散歩に行きたがりません。犬にとってお散歩は大好きな飼い主とのスキンシップやコミュニケーションの時間です。ただ歩くことや運動することが目的なわけではないのです。
お留守番している時間が長い犬や幼い家族(子供)がいる家庭では、飼い主を独り占めできる大切な時間でもあります。大切な時間を興味のない人と過ごすわけにはいかないのです。
犬に興味を持ってもらえる方法
犬が大好きで愛情を持ってお世話していても興味を持ってもらえないことがあります。
- 子犬の頃にあまりお世話をしてあげられなかった
- しつけやトレーニングは他の家族や訓練士に全て任せた
- 都合のよい時や時間のある日でなければお世話をしてあげられない
- 甘やかしてばかりで叱ったり注意したりはしていない
ひとつでも当てはまると犬から興味を持ってもらえない可能性が高いです。子犬の頃は飼い主と一緒にしつけや社会化を学びます。そこで信頼関係が生まれるのです。
都合や気分次第でお世話をする人を犬は信頼できません。叱ったり注意したりせず、甘やかしてばかりいる人は犬にとっても都合のよい人です。
このようなことが理由で犬に興味を持ってもらうことができないでいるのです。
興味を持ってもらうためにしてほしいこと
犬と一緒に何か新しいことにチャレンジしてみてください。「新しい芸を覚える」でも構いません。まだ成功していないしつけを再開しても構いません。
身体能力に優れた犬なのであればアジリティーに挑戦してみるのもよいと思います。犬と人が一緒にチャレンジすることで信頼関係が生まれます。
犬にとっても達成感を味わうことができ、体力や心を満たしてくれる人に対して興味を持ってくれます。
大事なことは、あなたの方から犬を信頼すること、興味を持つこと、楽しむことです。
まとめ
犬が興味ない人にしている態度を5つ解説しました。
- 近づかない
- 見ない
- 喜ばない
- 遊ばない
- お散歩に行きたがらない
犬の性格によっては、「興味がないように感じられる」というだけである可能性もあります。
本当は興味があるけれど、本当は大好きな人だけれど、上手く態度に表わすことができない犬もいるのです。