飲み水の用意が少ない
わんこが1日に必要な水分摂取量は体重1kg当たり50ml前後といわれています。もちろんその中にはフードやおやつに含まれる水分も換算されますから単純には計算できませんが、特に中大型犬では結構な量の水分が必要になります。
飲み水の用意が少なく、わんこが喉が渇いたときに自由に水を飲めない環境は脱水症状や熱中症など、わんこの健康に悪影響を及ぼします。
サブの給水皿を設置する
お皿をひっくり返してしまった場合や給水器が故障してしまった場合などを想定すれば、飲み水の用意は多いに超したことはありません。
特に気温の上がる夏場は多めに水を用意しておきましょう。おすすめはメインに使用している給水皿や給水器の他に、サブの給水皿を用意しておくことです。
快適な気温の場所を選べない
わんこを室内で飼っている場合、室内の気温を快適な状態に保つことはとても重要です。特に真夏の猛暑の中、エアコンをつけずに留守番させるのは熱中症のリスクを大幅に上げてしまいます。
このように夏場にエアコンをかけないのはもっての外ですが、意外と盲点になりがちなのが「わんこが自分で快適な気温の場所を選べない環境」です。
エアコンをかけていて「寒いな」と感じたとき、暖房の中で「暑いな」と感じたときにわんこが自分で「ちょうどいい場所」に移動できるかがポイントになってきます。
逃げ場を作っておく
夏場にエアコンをかけて留守番させる場合でケージの中で留守番させていたり、エアコンがかかっている部屋からの移動が不可能な状態なのであれば、クレートや毛布を用意しておきましょう。
そうすれば寒いと感じたときにクレートに入って風を避けたり、毛布にくるまって暖をとることができます。冬に暖房をかけていく場合にも工夫が必要です。犬種にもよりますがわんこは一般的に寒さには強いので暖房の設定温度は高くしすぎないようにしましょう。
また床暖房やホットカーペットを使用する場合には、必ず逃げ場を設けておくことが必要です。
誤飲・誤食のリスクがある
飼い主さんが見ていない間に誤飲・誤食をしてしまうと対処が遅れ、場合によっては命に関わる事態にも発展しかねません。
誤飲・誤食の恐れのある小物などが部屋の中に散らかったままだったり、わんこの手の届く場所に食材やおやつが置いてあったりする場合には、誤飲・誤食の重大なリスクと考えられます。
特に好奇心旺盛なパピー期のわんこや、イタズラ癖のある子の場合には早急に対処すべきでしょう。
立ち入り禁止場所をしっかり区切る
まず誤飲・誤食の可能性のあるものはわんこの手の届かない場所にしまうことと、食材や危険なものが置いてあるキッチンなどの場所には柵を設けたりカギをかけたりし、立ち入り禁止場所としてしっかり区切りましょう。
また、対策をした後には本当にその場所に手が届かないのか、柵やカギを突破してしまっていないかを確認することも大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?飼い主さんであれば留守番中の愛犬のようすは気になって仕方ないもの。留守番中に愛犬に何かあったらと思うと気が気ではありませんよね。愛犬へのリスクはもちろん、飼い主さんの不安要素を少しでも減らすためにも、留守番環境はしっかり整えておきたいものです。