1.写真や動画を撮りまくる&人に見せる
ちょっとした表情の変化や、クスッと笑ってしまうような行動など、犬たちは毎日ユニークで愛らしい姿を見せてくれます。
そのため、愛犬の可愛い姿を見ると、つい写真や動画を撮ってしまう飼い主さんは少なくないでしょう。そして、それらを他の人にも見てもらいたくて、友人に見せたりSNSにアップしたりする人も多いと思います。
これらは決して悪いことではありませんが、写真や動画に夢中になりすぎると思わぬトラブルを招くこともあるので注意しましょう。
犬たちの自然な姿を撮っているなら問題ありませんが、「より可愛い姿を!」と夢中になりすぎて愛犬に動かないように長時間指示し続けたり、無理のある体勢で止まらせたりすると、犬は写真撮影を嫌いになってしまうでしょう。
また、「こっち見て!」「ちょっと待って!!」などと強い口調で指示を出したり、夢中になってつい厳しい表情になってしまったりする飼い主さんも多いので、写真撮影は犬に無理をさせることなく、楽しい雰囲気で行うように心がけましょう。
2.おもちゃや洋服をつい買いすぎてしまう
大好きな愛犬が喜ぶ姿を見たくて、ついついおもちゃや洋服などのグッズをたくさん買ってしまったり、毎日のようにおやつのお土産を買って帰ってしまったりする飼い主さんもいます。
それだけ犬たちは愛されているんだと思いますが、物を与えすぎることは決していいことばかりではありません。
また、見た目が可愛いグッズや洋服は、犬の体や行動にとって望ましくない作りのものもあることを覚えておきましょう。
愛犬にとって本当に必要なものか、犬の体に負担をかけるようなものではないか、ということを確認してから買い物をしてくださいね。
3.ひとりにするのが心配で留守番をさせない
可愛さ余って心配しすぎることで、愛犬をひとりにしておくことができないという飼い主さんがいます。
そのため、どこに行くにも連れて行くようにしている人がいますが、このような対応をすることで分離不安になってしまうことがあるので注意が必要です。
確かに犬は飼い主さんと一緒に過ごす時間に幸せを感じることでしょう。しかし、ひとりで過ごす時間が「かわいそう」な時間というわけではないのです。
ひとりでのんびり穏やかに過ごす時間を満喫できるよう、日頃から留守番をさせて慣らしておくことも大切です。
飼い始めたばかりの頃はずっと一緒にいられても、生活スタイルの変化などから留守番が必要になることもあるでしょう。
そうなった時に、分離不安の犬は強いストレスを感じて、激しいいたずらや自傷行為をすることなども考えられます。
過保護になりすぎず、犬も飼い主さんもそれぞれ別々に過ごす時間を充実したものにできるよう、小さな頃から少しずつ慣らしておいてあげましょう。
4.求められるまま食べものをあげる
食事中や料理中など、足元に来てキラキラとした目で見つめてくる愛犬を見て、つい人間の食べものを「おすそ分け」してしまったことはありませんか?
愛犬からの可愛らしい「ちょーだい♡」アピールを無視するのは、むずかしいですよね。
しかし、犬が求めるままに食べものを与えてしまうと、肥満や栄養バランスの偏りといった健康上のトラブルを招く恐れがあります。
人間の食べものは、塩分や糖分が多いため、犬の体に負担がかかりやすく、太りやすい傾向にあります。
また、犬のおやつを与えていたとしても、量が多ければ太ってしまいますし、その影響で食事量が減って栄養バランスが偏ることもあります。
愛犬を大切に思う親バカならば、ぜひ健康を考えておやつのあげすぎに注意してくださいね。
まとめ
自分の愛犬を「世界一カワイイ♡」と思うことや、自宅でつい猫なで声になってしまうことなどは、全く問題のない親バカ行動でしょう。
たっぷりとスキンシップやコミュニケーションを取って可愛がってもらえる犬は、とても幸せだと思います。
しかし、大切にしたい思いが行きすぎて、つい犬にとってあまりよくない親バカ行動を取ってしまう飼い主さんも少なくありません。
たっぷりの愛情を注ぎつつも、愛犬にとって本当にいいことなのか自分の行動や接し方を一度見直してみるといいでしょう。