犬の『耳の仕草』でわかる5つの気持ち
皆さんは愛犬の耳に注目することはありますか。実は犬の耳の動きや仕草によって、その時の犬の感情を読み取ることができるのです!今回は犬の耳の仕草からわかる5つの気持ちを解説するので、ぜひ愛犬との絆を深める参考にしてくださいね。
1.ピンと立てる…興味がある
ピンと耳を立てて明るい表情を見せている時は、視線の先に興味がそそられるようなものがあることを意味しています。
耳をピンと立てる行動には、耳を向けている方向に興味や注意を引くものがあることを示しています。その方向から聞こえてくる音をキャッチしようと、より聴こえやすいよう耳をピンと立てているのです。
例えば飼い主さんがお菓子の袋を開けたり、ごはんの準備を始めたりした時に音が聞こえた場合、耳をピンと立てて「もしかして食べ物?」とウキウキした様子を見せているかもしれませんね。
2.ピンと立てて息を潜める…注意や警戒を向けている
耳をピンと立てていても、息を潜めじっと動かず身構える様子を見せている場合は、その方向から警戒するべき音が聞こえてきたことを示しています。飼い主には聞き取れない音でも犬は聴力が優れているため、家の外の音や遠くの音などをキャッチすることができます。
「他の犬の息遣いが聞こえる」「なんだか聞きなれない音が聞こえてくるな」といった音に対しては敵かもしれないという考えの下、じっと耳をそばだてている可能性があります。
3.耳を後ろに倒している…リラックスしている
愛犬の頭や背中を撫でている時、耳を後ろにペタンと倒していることはありませんか。これはリラックスしている時に犬が見せる耳の仕草です。
表情を確認すると、どこかトロンとしたような柔らかい表情をしていたり、薄目になっていたりすることが多いはずです。「気持ちいいな」「眠くなってきたな」と感じているのかもしれません。
また、頭を撫でている時に耳をペタンと後ろに倒している場合は、飼い主さんが頭を撫でやすいように耳を倒しているという説もあります。
4.耳を後ろに倒し尻尾が下がる…緊張や不安を感じている
耳を後ろに倒していても尻尾が下がっていたり、足の間に丸め込まれている場合は、緊張や不安を感じています。
警戒心の強い犬の場合、向かいから知らない人や犬が歩いてくるだけでもこうした仕草を見せることがあります。また、飼い主以外の人に頭を撫でられている時にこうした仕草を見せている時は、やんわりとお断りを入れてあげましょう。
こうした緊張や不安を感じている愛犬に対してその不安を取り除いてあげたり、気持ちを落ち着かせてあげることで、犬も「飼い主さんはわかってくれている」と安心してくれます。
5.耳がペタンと下がる…甘えている
特に垂れ耳の犬に見られる仕草に、耳がペタンと力なく下がっている様子があります。これは飼い主に対して甘えていたり、安心感を抱いている時に見せる耳の仕草です。
飼い主がご褒美におやつをあげようとした時、なぜか耳がだらんと下がったように見えることはありませんか。表情は穏やかであったり期待を持ったような表情であったりします。
これは「おやつがもらえる!ちょうだい!」「これから嬉しいことが起こる!」といった期待と甘えからくる仕草と表情です。ぜひ必要に応じて、期待に応えてあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬の耳は、あまり大きな動きがないように見えて、実は細かく違う動きを見せています。こうしたちょっとした仕草から感情を読み取ることができるので、ぜひ愛犬の行動や仕草を観察してみてください。