犬の気持ちは仕草でわかる!
冒頭でもお伝えしたとおり、犬の気持ちは仕草でわかります。喜んでいるときはしっぽを大きく振る、など全身で感情を表現するのです。
犬の仕草は自分の感情を表現するもの以外にも、飼い主を気にしていたり落ち着いてほしい時に見せるものもあります。
たとえば、落ち込んだときに愛犬がそばにそっと座ってくれて「慰めてくれているのかな?」と思ったことはありませんか?それも飼い主を気にしている時の仕草のひとつです。
犬にとって飼い主はリーダーなので、常にリーダーが何をしているか何を感じているのかを気にしています。
そこで、次の章では犬が飼い主を気にしている時の代表的な仕草をご紹介していきますね。
犬が飼い主を気にしている時の仕草5選
1.寄り添ってくれる
ひとつ目は前章でも記載したとおり、寄り添う仕草です。飼い主が落ち込んでいたり泣いていたりすると、犬は心配して飼い主の近くに寄り添ってきてくれます。
ただ静かに近寄ってそばに座っていてくれたり、前足をちょこんと乗せてくることもあります。これは、普段とは様子の違う飼い主のことを気にしているからこそ出る仕草です。そばにいて元気づけようとしてくれているのかもしれませんね。
2.顔を見つめる
顔を見つめてくるのも、飼い主を気にしている時の仕草です。オーストリアの大学で行われた研究で、犬は飼い主の表情から感情を読み取っていることがわかりました。
一般的に犬が目をじっと見つめるのは敵意を表す仕草です。しかし、飼い主が悲しんでいたり怒った顔をしていると「いつもの元気な飼い主じゃない!」と犬は気になってしまいます。
3.匂いを嗅いでくる
顔や体の匂いをクンクンと嗅いでくるのも、飼い主を気にしているサイン。ご存知のとおり、犬はとても嗅覚が優れていますので、飼い主の匂いからさまざまな情報をキャッチしているのです。
飼い主が外から帰ってきた時など、どこに行って何をしてきたのか気になって匂いを嗅いでいるのでしょう。帰宅後に愛犬が近づいてきたときには、思う存分匂いを嗅がせて安心させてあげてください。
4.耳だけ飼い主の方を向けている
愛犬が耳だけを飼い主の方に向けているのも、気にしている仕草です。甘えん坊の犬より、さっぱりした性格の犬が見せる仕草でしょう。
誰かと会話をしたりしているときに、近づいては来ずとも愛犬が耳だけ向けている場合は飼い主を気にしている証拠です。
5.自分のおもちゃを持ってくる
自分のおもちゃを持ってくるのは、遊んでほしいサインのことが多いですが、飼い主を気にしているときにも現れる仕草です。
とくに、飼い主が落ち込んでいるときに静かにおもちゃを持ってきてくれる場合は「おもちゃを貸してあげるから元気を出して!」と励ましてくれている証拠。普段通りに戻ってほしいと飼い主のことを気にしてくれているのです。
まとめ
犬が飼い主を気にしている時の仕草を5つご紹介しました。「愛犬がそんな仕草していたな…」と思い当たるものはありましたか?
犬は大好きな飼い主のことを常に気にしています。いつもと様子が違うと心配して、今回ご紹介した仕草を見せてくれるかもしれません。気にしてくれていたんだなとわかると、より一層愛おしさが増しますよね。
しかし、犬からすると心配でストレスを感じてしまうこともあるので、できるだけ元気な姿を見せてあげられるようにしていきたいですね!