犬が体をくねくね動かす時の心理6選
愛犬が急に全身をくねくね動かすコミカルな動きは、何度目にしても釘付けになりますよね。時には飼い主さんに隠れて体をくねくねさせたり、お尻や背中を地面にスリスリしたり、壁にくねくねしながら体を擦りつけたり…。
巷では「くねくねダンス」とも呼ばれるこの犬の行動に、「嬉しいの?楽しいの?」「体がかゆいだけ?」と戸惑う飼い主さんもいることでしょう。
そんな、犬が体をくねくね動かす時の心理を6つご紹介しますので、当てはまるものがないか確かめてみてください。
1.嬉しくてたまらない!
犬は大好きな飼い主さんが帰宅したり、遊びに夢中になって興奮したりするとお腹を出して「嬉しい―!」と全身で表現することがあります。その時、背中を床にくっつけてくねくねさせる犬はたくさんいますよね。
急に床にひっくり返る犬の行動は、人間にとって理解しがたいものではありますが、嬉しそうな愛犬の表情とコミカルな動きに癒やされる人も多いはずです。
2.シャンプーのニオイがイヤ
ちょっと困ってしまうのが、シャンプーしたばかりなのに体を床にくねくねさせる犬の行動です。
家の中でくねくねさせるならまだしも、わざわざお庭に出てひっくり返り、再び泥だらけになってしまうワンちゃんもいるようです。
「せっかく綺麗に洗ったのに!」とつい怒りたくなるこの犬のくねくね行動には、「シャンプーのニオイがイヤ」という犬の気持ちを見て取ることができます。
犬の嗅覚はとても敏感なので、もしかするとその犬にとって強すぎたり、好みのニオイではないのかもしれません。
もし香り付きのシャンプーをお使いであれば、無香料の犬用シャンプーを試してみてください。
3.背中がかゆい
もし愛犬のくねくね行動を頻繁に見かける場合は、背中に皮膚トラブルが起きていないか確かめてみてください。「背中がかゆいよ~」と体をくねくねさせている可能性があります。
シャンプーが合っていなかったり、アレルギーを発症している可能性を考えてみてください。散歩中にノミやダニがくっついてしまうこともあります。
背中のみならず全身をチェックして原因を追求しましょう。
4.リラックスしている
犬がお腹を出すのは、信頼している相手の前だけです。大好きな飼い主さんの前でお腹を見せて体をくねくねさせるのは、心からリラックスしているのでしょう。
人間が仰向けになって休むように、その犬にとって気持ちがいい体制なのかもしれません。そんな姿を見せてくれる愛犬をぜひ見守ってあげてください。
5.甘えさせて!
わざわざ、という感じで目の前で愛犬が体をくねくねさせる時は甘えたい時でしょう。
犬は甘えたい時にお腹を見せて体をくねくねさせたり、足にまとわりつくように体をくねくねさせることもあります。
おそらく、たまたま体をくねくねさせた時に飼い主さんが笑ってくれたのを覚えて「くねくねさせると喜ばれる」と犬が覚えたのでしょう。
犬は飼い主さんが大好きなので、偶然褒められたり喜ばれたことをしっかり学習します。
お腹を触られるのが好きな犬なら、「お腹を撫でて♡」という愛犬の可愛いアピールとして受け止めてあげてください。
6.好きなニオイをつけたい
犬にとってニオイは自分をアピールする大切なもの。洗ったばかりのバスマットなどに、背中をスリスリ、腰をくねくねさせる姿を見つけてイラッとしたこともあるのでは?
このように犬は自分のニオイをつけて、お気に入りアピールをすることがあります。
また、好きなニオイを体につけて安心感を得たり、敵から身を守るためのカモフラージュ的な意味でニオイをつけることも。
大好きなミミズや生き物のフンなどのニオイをつけるために外でくねくねしちゃう犬もいますが…飼い主さんとしてはちょっと困りますよね。
もし「外でくねくねばかりして困る」という場合は、おやつで誘ってその場を立ち去ってしまいましょう。
まとめ
犬が体をくねくねさせる姿は思わず笑ってしまう光景ですね。甘えていたりリラックスしていたり、犬にもさまざまな心理があることがわかります。
シャンプー直後に床にひっくり返ってくねくねしちゃう場合は困りものですが、何か異変を感じる場合はぜひ原因を確かめてみてください。