犬が人に気を遣う瞬間
1.お客さんが来た時
自宅にお客さんが来た時、犬は人に気を遣うことがあります。
玄関やリビングで嬉しそうに歓迎してくれるのですが、飼い主が話に夢中になっている間に姿が見えなくなるんです。玄関のマットに寝ていたり、寝室のベッドで寝ていたりします。
部屋を移動することができない場合には、リビングにある自分のケージやベッドで静かに寝て待つこともあります。本当は「遊ぼう♡」と誘いたい気持ちでいっぱいです。
お客さんと飼い主が自分以外の何かに夢中になっている間は、構ってもらえるまで静かに待っていようと気を遣っているのです。
2.飼い主がイライラしている時
飼い主がイライラしている時、犬は人に気を遣うことがあります。犬がどのような行動をするかは、それまでの飼い主の犬への態度によって変わります。
イライラしている飼い主に落ち着いてほしくて手をそっと舐めた時、「やめて!」と拒否されてしまったことがある犬は離れた場所で見守るでしょう。
「ありがとう」と感謝されたことがある犬は隣に寄り添うでしょう。どちらも飼い主に合わせて気を遣っている瞬間なのです。
3.赤ちゃんが泣いている時
赤ちゃんが泣いている時、犬は人に気を遣うことがあります。飼い主が赤ちゃんのお世話を終えるまでいつまでも待っています。
お散歩やごはんの時間が過ぎてしまっても文句を言ったりしません。赤ちゃんが自分よりも弱い立場であることを理解しているのです。
泣いている赤ちゃんを見守ってあげたい、家事や育児で休む間もなく行動する飼い主を待ってあげたいという気持ちからの気遣いなのではないでしょうか。
4.家族が喧嘩をしている時
夫婦喧嘩や兄弟喧嘩をしている時、犬は人に気を遣うことがあります。喧嘩の仲裁に入る犬もいますし、遠くから見守る犬もいます。
泣いている人や弱い立場であると判断した人の方をかばうような仕草や行動をする犬もいます。
争いごとがエスカレートしてしまわないように、家族が仲直りすることができるように、ケガをするなど傷ついてしまわないようにと気を遣っているのです。
5.飼い主の体調が悪い時
飼い主の体調が悪い時、犬は人に気を遣うことがあります。寝込んでしまった時は一緒に布団に入って看護してくれる犬もいますよね。
外に出なければ排泄することができない犬は、飼い主が起きるまで黙ってお散歩を待つこともあります。ごはんが出されなくても吠えたり騒いだりしません。
排泄や食欲を我慢するのって人間でもつらいことですよね。気を遣わせてしまうことでストレスも強くなっているはずです。愛犬まで体調を悪くしてしまうかもしれません。
体調が悪く寝込んでしまった時のためにも室内でのトイレトレーニングは済ませておきたいです。
6.家族が泣いている時
家族が泣いている時、犬は人に気を遣うことがあります。顔や手を舐めて慰めてくれる犬もいますし、体をくっつけて寄り添ってくれる犬もいます。
声を上げて泣く子供と一緒に遠吠えをする犬もいますよね。家族が悲しい気持ちでいると犬も心が詰まる思いをしています。
どうしたらいいのか分からず、パニックになったり強いストレスを感じたりして室内を走り出すこともあります。家族に対して心配性な性格なのかもしれません。
まとめ
犬が人に気を遣う瞬間を6つ解説しました。
- お客さんが来た時
- 飼い主がイライラしている時
- 赤ちゃんが泣いている時
- 家族が喧嘩をしている時
- 飼い主の体調が悪い時
- 家族が泣いている時
繊細で臆病な犬は人に気を使いやすい傾向にあるようです。
犬が人に気を遣って強いストレスを感じるようなことは避けてあげたいですね。