犬関連の仕事とそれぞれの給料
犬好きの方なら「犬と関わる仕事をしてみたい」と考えたことががあるのでは?最近はペットブームにつき、犬や猫に関する職業が大変増えています。
ただ気になるのが給料事情ですよね。仕事内容によってバイト感覚で始められるものから資格必須のもの、将来的に独立できる仕事もあります。
ここでは、犬関連の仕事の給料を職業別にまとめてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ペットトリマー
ペットトリマーは、犬や猫などの見た目を綺麗にする美容系のお仕事です。主な仕事は、ペットのシャンプー、カット、爪切りや耳掃除などを行います。
ペットトリマーになるには、専門スクールや通信講座、ペットショップで経験を積むなどさまざまなルートがあります。
給料はペットショップなどに勤務した場合だと平均時給は900円前後、月収にすると18万円程度です。
将来的にトリミングサロンを独立できる職業でもあり、愛犬のために資格取得を目指す飼い主さんもたくさんいます。
ブリーダー
ブリーダーとは、ペットの血統を守り世に流通させて報酬を得るお仕事です。
血統書付き犬の繁殖や出産を行うことを主な仕事とし、販売を行うためには「動物取扱責任者」登録が必要であり、専門知識は必要ですが資格は特にありません。
ブリーダーの収入は、動物の種類や出産頭数、買取相場や経費により大幅に異なります。
例えば、犬4頭の子犬を1頭10万円でペットショップに販売した場合は1回の交配で40万円の収入となる計算です。
ただ、ブリーダーは個人間取引が多く、買取先がなければ収入になりません。
最近では繁殖屋と呼ばれる悪質なブリーダーが存在しており、動物を商品として扱う虐待行為が問題視されているため、動物愛護を優先する気持ちが求められています。
ペットホテルの従業員
飼い主のペットを預かるペットホテルで従業員の給料は、一般的なアルバイトと同等程度です。
犬猫のお世話と接客が主な仕事ですが、ペットシッターやトリマーの資格が求められることが多いです。
最近では、自宅でペットホテルを開業する人も増えてつつあります。
ペットショップの店員
ペットショップの店員は、店舗によって形態はさまざまですが、トリマーの資格を求められることもあります。
店内のペットや商品管理や接客など多岐にわたる仕事内容があり、給料面は一般的なアルバイトとそう変わりません。
ペットシッター
ペットシッターは、忙しい飼い主の代わりに犬などの世話を行う仕事です。
散歩や餌やりが主な仕事ですが、トリミングを行うことも多いため、資格が求められることがあります。
給料はアルバイトの場合は時給1,000円程度からです。最近は、副業感覚でペットシッターを行う方が急増しています。
ペット介護士
シニア犬や病気やケガを負った動物の介助を行うのがペット介護士の仕事です。
ペットは増加しているものの、ペット介護士の活躍の場が少ないため、給料の相場は明確には出せません。
現状では動物病院やペット施設へ就職した上で資格取得する方が多く、今後期待されている職業です。もちろん、愛犬の介護のために役立てることもできます。
アニマルセラピスト
アニマルセラピストとは、心を癒やすことを目的にして動物と人間を触れ合う活動をする職業です。
セラピードッグと呼ばれる犬と共に、病院や福祉施設などに出向くのが主な仕事となっています。
ボランティアで活動を行うことがほとんどなので、施設で働きながら兼任するケースが多いようです。
資格は特にいりませんが、心理についての知識はもちろん、しつけの行き届いた犬の存在も不可欠となります。
ドッグトレーナー
犬のしつけ訓練や相談アドバイスを行うのがドッグトレーナーという職業です。スクールや養成講座の民間資格を取得して、ペットショップなどで働いたり開業する人もいます。
ドッグトレーナーの給料は就業先によりますが、アルバイトなら時給1,000円程度からとなり月収20万円前後であることが多いです。
盲導犬の訓練士
盲導犬の訓練士は、視覚障害者のために将来活躍する犬を飼育訓練する職業です。
給料事情は年収250万円~となっており、やりがいのある仕事ですが、盲導犬協会への就職はかなり倍率が高く、狭き門としても知られています。
似ている仕事に、介助犬や補助犬の訓練士もあります。
警察犬訓練士
警察犬訓練士は、警察犬や災害救助犬、麻薬探知犬を育てる職業です。警察官になった後に目指すか、専門学校で学ぶのが一般的です。
給料は年収200万円~400万円といわれています。実際になるには寮生活を行うなど大変な面もありますが、やりがいのある職業です。
動物看護師
動物看護師は、主に動物病院などで獣医師の補助を行う身近な職業です。2019年に国家資格化が決議されたため、今後は国家試験が必須となりました。
給料については就業先により異なりますが、動物病院の場合は年収300万円前後が相場となっています。
獣医師
ペットを飼う人にとって欠かせない存在であるのが獣医師です。専門性が高く、獣医師になるには獣医系の大学を卒業し、国家試験を突破しなければなりません。
気になる給料は一般的には年収500万円前後、開業医の場合は年収1,000万円の人もいるようです。
まとめ
いかがでしたか?犬関連の仕事は幅広いジャンルがあり、トリマーのような美容関連の仕事から獣医師のようなスペシャリストまであります。
好きを仕事にすることは楽しいばかりではありませんが、いつも犬と触れていたい方には大変おすすめです。
副業で始められる職業も増えていますので、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。