要注意!室内犬を飼う時のNG行為5つ
最近は、室内犬が主流になっています。夏場は暑さをしのぐことができますし、飼い主が異常に気付きやすいという点が大きなメリットです。しかし、室内にも危険は潜んでいます。今回は、室内犬を飼う時に絶対してはいけないNG行為を紹介します。
1.誤飲しやすいものを犬が届く範囲に放置する
屋外とは違い、室内には飼い主や家族が使う多くの物が置かれています。その中には、簡単に犬が飲み込んでしまいそうな小さなアイテムや部品もあります。
こうした誤飲しやすいものを犬が届く範囲に放置していると、気づかぬ間に飲み込んでしまい、窒息したり、腸閉塞を引き起こしたりする恐れがあるため、大変危険です。
犬の手が届く範囲に誤飲しやすいものを放置する行為は絶対にやめてください。また、電源コードなど噛んでしまうと危険が伴うような物にも工夫が必要です。
2.人間の食べ物を与えてしまう
屋外犬よりも室内犬の方が、飼い主からドッグフード以外の食べ物をもらう機会は明らかに多いです。しかし、人間の食べ物を与えすぎると肥満になったり、最悪の場合、中毒症状を引き起こす危険性があります。
最近は飼い主の家族としての立ち位置が確立されている犬たちですが、犬と人間では適切な食べ物が異なります。
人間が食べられる物の中には、犬にとって有毒な食べ物も多くあるため、良かれと思った行為でも犬を苦しめることになる危険性があります。
3.犬の要求に全て応じてしまう
屋外犬よりも室内犬の方がコミュニケーションをとる機会が多く、飼い主に甘えることができる点はメリットと言えるでしょう。しかし、あまりにも犬の要求に応じ過ぎてしまうと、わがままになってしまったり、分離不安に陥ったりする恐れがあります。
例えば、愛犬が抱っこを要求してきた際、飼い主の用事を中断してまで要求を呑んでいませんか。また、おやつを欲しそうにしている愛犬におやつを与えてしまっていませんか。
こうした要求に全て応えていると、要求に応じてもらうことが当たり前となってしまい、飼い主のコントロールが効かなくなってしまう恐れがあります。しつけの面でも良くないので、メリハリをつけた対応を心がけましょう。
4.日差しが当たる場所に寝床やケージを設置する
多くのご家庭で、犬用のケージや寝床を配置していると思います。しかし、寝床の位置やケージの位置は、きちんと犬が快適に過ごせる環境を考えてあげる必要があります。
「明るいし日向ぼっこもできるから」と日差しが当たる場所に寝床やケージを設置する飼い主がいますが、日差しが当たる場所に寝床を設置してしまうと体温調節がしにくく、夏には熱中症になる恐れがあります。
また、日差しが入る位置は窓際が多く、外の音を感知しやすい場所でもあります。このような場所は、犬の警戒心を強めてしまうことが多く、ゆっくり休むことができません。なるべく窓から話した場所に設置しましょう。
5.家中を自由に歩き回れるようにする
最近では、家の中を犬が自由に動き回れるようにしているご家庭も多いです。基本的にケージで過ごし、飼い主と触れ合う時に部屋の中に出すといった方法が推奨されていますが、ある条件を満たしていれば、部屋を自由に歩き回らせていても良いと言われています。
家の中を自由に歩き回らせる条件としては、飼い主の指示が出たらケージに戻ること、そして動き回れる範囲をサークルや柵などで限定することが挙げられます。
家中全てを自由に歩き回れるようにしていると、ケージに入らなくなってしまったり、自由度が上がることでかえってストレスになってしまったりすることがあります。
また、自分も飼い主と同じように自由に動き回ることができるという状況から、飼い主の言うことを聞かず、問題行動を頻発するケースも報告されています。
こうしたトラブルを避けるためにも、愛犬が動き回れる範囲は限定し、必要であれば指示に従ってケージで過ごせるようにしつけをしておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。室内で犬を飼育するメリットは多くありますが、その分、注意しなければいけない点も出てきます。今回紹介したような注意事項を参考に、愛犬と飼い主がより良い暮らしを送れるよう正しい飼い方を心がけましょう。