犬が脱走する意外な理由
1.メス犬のフェロモンを感じて
自宅の近くに発情期を迎えたメス犬がいる時、フェロモンのにおいを感知したオス犬が脱走することがあります。
- 常にソワソワしている
- 息遣いが荒くなる
- 興奮して落ち着かない
- 異常に吠える
このような行動が見られることがあります。去勢していないオス犬に多い脱走する理由ですが、去勢しているからといって安心できません。去勢されたオス犬でも発情期を迎えたメス犬のフェロモンを感じると興奮してしまうことがあるためです。
2.突発的に走り出した
犬には動くものを追いかける習性があり、突発的に走り出してしまったことが脱走の理由になることがあります。
野良猫や野鳥を追いかける、舞っている花びらや落ち葉を追いかけるなどします。
3.好奇心から外に出たくなった
外の世界に出てみたいという好奇心から脱走してしまうことがあります。においや音や声に興味を持ったのでしょう。その方向へと行ってみたくなるのです。
普段からお散歩や外に出る機会が少ない犬ほど好奇心を煽られやすく、些細なことにも興味を持ってしまいやすいです。
犬が逃げてしまいやすいシーンと対処法
雷が鳴り続けている時
雷の音や振動に驚き、ゴロゴロと鳴り続けることでパニックを起こした犬が脱走してしまうことがよくあります。
換気のためにと少しだけ開けていた窓から逃げてしまうこともありますし、網戸を突き破って逃げてしまうこともあります。
外に繋がれていた犬が首輪を引っこ抜いたり、リードを引きちぎったりして逃げてしまうこともあります。
窓やドアはしっかり閉めたことを確認し、鍵をかけておくとよいです。外で暮らす犬は玄関先や室内に入れてあげてください。
窓やドアの開け閉めをする時
窓やドアを開け閉めする時の一瞬の隙を狙って犬が脱走してしまうことがよくあります。
出かける時に「遅刻してしまう!」と焦っている時ほど注意を怠ってしまいがちですよね。飼い主の気持ちが、愛犬以外のことに集中してしまっている時こそ逃げてしまいやすいです。
玄関のドアを開ける時は愛犬の様子を確認してあげてください。脱走癖がある犬は、「飼い主のすぐ後ろ」で待機しています。
庭で遊ばせている時
自宅の庭でひとり遊びをさせている時、犬が脱走してしまうことがよくあります。塀を飛び越えて逃げてしまうこともありますし、門の隙間から逃げてしまうこともあります。
リードに繋いでいても首輪を抜く方法やリードを外す方法を覚えてしまう犬もいて、飼い主の目が離れるのを待っていることがあります。
自宅の庭だからと安心せず、遊ばせる時は必ず見守ってあげてください。ほんの数分でも室内に戻る時は愛犬も一緒に戻ってください。
排泄物の後始末をしている時
お散歩中、愛犬の排泄物の後始末をしている時、犬が脱走してしまうことがよくあります。
リードを持つ手の力が緩くなってしまったり、処理に集中し過ぎて愛犬の様子や周りの状況を上手く確認できなくなったりするためです。
リードを短く持っておきましょう。サッと手早く後始末できるように準備しておきましょう。
車の乗り降りをさせる時
車の乗り降りをさせる時、犬が脱走してしまうことがよくあります。抱っこしていてノーリードだった、キャリーバッグやクレートに入れていなかったなどが原因です。席に座らせた瞬間、開いたままのドアから飛び降りてしまうのです。
外へ出る時は必ずリードを付けてください。飼い主が車の運転をする時はキャリーバッグやクレートを利用しましょう。
まとめ
犬が脱走する意外な理由を3つ解説しました。
- メス犬のフェロモンを感じて
- 突発的に走り出した
- 好奇心から外に出たくなった
逃げてしまいやすいシーンはほとんどの犬に当てはまる「脱走あるある」だと思います。
飼い主のちょっとした不注意が脱走の原因になることがあります。